
デジタルオーディオワークステーションの進化に伴い、イコライザーに求められる精度も年々高まっています。ミックスの中で不要な共振を削る作業や、マスタリングで全体のトーンを整える工程は、楽曲のクオリティを左右する重要なポイントです。
今回は、画面上で描いたカーブがそのまま正確に音へと反映される、驚くべきフリープラグインをご紹介します。ドイツの新しいブランドがリリースしたこのツールは、無駄な色付けを排除した極めて透明なサウンドが特徴です。
続きを見る
【特集】全部タダでOK!!無料で使えるおすすめDTM作曲ソフトで音楽制作システムを構築してみよう
プラグインの詳細
Jeesonicが開発したEQ Proは、最大24バンドまで追加できる非常に高機能なダイナミックEQです。直感的な操作性と、緻密な音響補正を両立させた仕様が魅力となっています。主な機能や技術的特徴を以下にまとめました。
- 自由度の高い24バンド構成:ダブルクリックで簡単にバンドを追加でき、各バンドで独立した詳細な設定が行えます。
- 7種類の豊富なフィルタータイプ:一般的なベルやシェルフに加えて、ノッチや全体の傾きを調整する対称型のティルトフィルターを搭載しました。
- 強力なカットスロープ:6dB/octから最大96dB/octまでの急峻なスロープを選択でき、不要な低域や高域を完全に遮断可能です。
- バンドごとに独立したコンプレッサー:各バンドにスレッショルド、レシオ、アタック、リリースなどのフルパラメーターを備えたコンプレッサーが組み込まれています。
- 柔軟なルーティング:ステレオだけでなく、Mid、Side、Left、Rightをバンドごとに切り替えて処理できる仕様です。
- 3つの位相モード:レコーディングや通常のミックスに最適なゼロレイテンシーモード、ナチュラルフェーズモードに加え、マスタリング向けのリニアフェーズモードを選べます。
- オートゲイン機能:ダイナミックEQの動きに合わせて自動で音量を調整し、処理の前後で純粋な音質の変化だけを評価できるようになっています。
- 外部サイドチェイン対応:他のトラックの音信号をトリガーにして特定のバンドをダッキングさせることが可能です。
- 最大4倍 of オーバーサンプリング:高域の急激な処理でもデジタル特有の歪みを抑え、クリアな音質を維持します。
動作環境
EQ Proのシステム要件と対応フォーマットは以下の通りです。
| 対応OS | サポートしているプラグイン形式 |
| macOS(Apple silicon / Intel) | VST3、AU |
| Windows | VST3 |
まとめ
JeesonicのEQ Proは、描いたカーブが完全に音と一致するという、正確無比な設計思想で作られています。不要な音の色付けを一切行わないため、問題のある周波数をピンポイントで修正する外科的な処理に最適です。これほど多機能で高精度なダイナミックEQが無料で提供されているのは、現在のDTM環境において非常に貴重だと言えます。
日頃のミキシングやマスタリングの精度をさらに引き上げたい方は、ぜひ手持ちのシステムに導入してその実力を確かめてみてください。
ダウンロード
-
-
【特集】ボーカルエディットには必須!?無料で手に入るピッチ補正プラグインまとめ
続きを見る
-
-
【特集】無料で手に入る優秀なマルチバンドコンプレッサープラグインまとめ
続きを見る
