
楽曲制作における音量のコントロールは、ミックスのクオリティを左右する非常に重要な要素です。
ダッキング効果やリズムに合わせた音量変化をつくる際、より細かな調整を行いたいと感じる場面は少なくありません。
Okay Synthesizerが新たにリリースしたOkay Shaperは、そうした課題に応える多機能なボリュームシェイパーです。
帯域別の処理や柔軟なカーブ編集機能を備えており、トラックの音量調整を自在に行えます。
プラグインの詳細
Okay Shaperは、帯域ごとに独立した音量制御が行える3バンド仕様のボリュームシェイパープラグインです。主な機能や技術的特徴は以下の通りです。
- 3バンドによる帯域別処理:Midバンドを軸とし、LowバンドとHighバンドを分離して個別に制御できます。キックの入力に合わせて低音域のみをダッキングし、中高音域のニュアンスは保持するといった調整が可能です。
- 柔軟なカーブエディター:バンドごとに最大32個のブレイクポイントを配置でき、テンションの調整にも対応しています。作成した形状は標準で用意されている8つのプリセットとともに編集や保存が行え、他のバンドへ読み込んで利用できます。
- 多様なトリガーモード:ホストのテンポに同期するFreeモード、音の立ち上がりを検知してカーブを再始動するRetriggerモード、一回のみカーブを適用するEnvelopeモードの3種類を搭載しています。
- 高精度なトランジェント検出機能:各バンドに独立したトランジェントデテクターを搭載しており、感度や検出範囲の設定が行えます。サイドチェーン入力が接続されていない場合は、メイン入力信号を自動的に参照して作動します。
- 自由度の高い同期設定:ホストテンポ同期時は16種類の音符分割に対応し、フリーラン設定では0.01Hzから50Hzまでの周波数範囲で設定できます。
動作環境
| 対応OS | サポートしているプラグイン形式 |
| macOS | VST3, AU |
| Windows | VST3 |
まとめ
Okay Shaperは、3つの帯域に対して独立したカーブ設定やトランジェント検出が行える自由度の高いボリュームシェイパーです。
低音域のサイドチェーン処理から高音域のゲート効果まで、ミックス内の特定帯域に絞った音量コントロールを的確に実行できます。
質の高い音量補正やリズム効果を求める制作環境において、非常に有用な選択肢となります。
