
楽曲制作において、サンプルの切り貼りは定番の手法ですが、時にはもっと大胆で予測不可能な変化が欲しくなるものです。
単なる再生にとどまらず、音に時間感を吹き込むという斬新なコンセプトを持ったツールが登場しました。
視覚的なアプローチで音を再構築し、退屈なループを生き生きとした芸術的なサウンドへと昇華させる、創造性に満ちたサンプラープラグインをご紹介します。
プラグインの詳細
Focus Timeは、時間の経過に伴う音の変化を視覚的に形作ることができる、無料の実験的なサンプルベースの楽器です。
テンポに同期したタイムライン上に曲線を描くことで、内部の多彩なエンジンがリアルタイムにオーディオを処理します。
主な機能や技術的特徴は以下の通りです。
- タイムライン上に直接動きを描画してサウンドを再構築する視覚的ワークフロー
- MIDI信号によるキーボード演奏と、MIDIを使わないスタンドアロン再生の双方に対応
- 他の全タブのカーブがフェードインして重なる、ゴーストオーバーレイ表示
- タイムストレッチ、Paulstretch完全移植、フォルマント補正など多彩な12個のDSPエンジン
- 最終的な音作りとゲーティングを司る、常時オンの2つのマスター出力ライン
- 1つのノブでスタックされたチェーン全体の効果を調整できるグローバルマクロ
- 直列、並列、ベッド+直列、ドラム向けのループセンドという4つのルーティングモード
- 並列時のコムフィルタリングを防ぎ、ステレオ幅を広げる自動Haasデフェーズ機能
アンビエントパッドや粒状のテクスチャ、リズミカルな吃音など、奇妙で美しい進化し続けるサウンドデザインに最適です。
動作環境
本製品の対応OSおよびプラグイン形式は以下の通りです。
| 対応OS | サポートしているプラグイン形式 |
| Windows 10 以降 | VST3 |
| macOS 10.14 以降 | VST3 |
Mac環境へのインストール時、開発者署名の関係でブロックされた場合は、ターミナルで隔離フラグを削除するコマンドを実行することで動作可能です。
まとめ
Focus Timeは、従来のサンプラーの枠を超え、音に時間と空間の歪みを与えるエキサイティングなツールです。
GrossBeatスタイルの快適な操作感をベースにしながら、12種類もの強力なDSPエンジンを直感的に操ることができます。
シンプルな素材からまったく新しい響きを生み出したいクリエイターは、ぜひこの実験的なワークフローを試してみてください。
