
Roland Jazz Chorusの象徴的なサウンドを再現したエフェクトプラグインが登場しました。
WET VSTが手掛けたWetChorusは、クラシックなBBD回路特有の挙動を精密にモデリングしたオープンソースの無料ツールです。
単なるLFOとディレイの組み合わせにとどまらず、実機の持つ独特なニュアンスを余すところなく捉えています。
レトロな揺らぎから広がりのあるステレオ空間まで、手軽に高品質な効果を得ることが可能です。
プラグインの詳細
WetChorusは、アナログハードウェアならではの質感と現代的な操作性を両立させた設計が特徴です。
- ローランドの名機Jazz Chorusに搭載されているコーラスおよびビブラート回路の挙動を精密にモデリング
- クロックの揺らぎやコンパンダーの動作、ドライブに伴う歪み、フィルター特性、微小なノイズまで忠実に再現
- 揺らぎの速度を調整するSpeedノードと、ディレイタイムの変動幅を切り替えるDeepボタンを搭載
- ビブラートからステレオコーラスまでシームレスに変化させることができるModeコントロールを採用
- 完全な原音切断仕様(100パーセントWet)となっており、トラックへの直接挿入だけでなくセンド接続やDAW側のMix調節にも適した設計
- ライセンスはMITライセンスを採用し、ソースコードが公開されているオープンソースソフトウェア
- アカウント作成や複雑なアクティベーション処理を必要とせず、ZIPファイルを解凍して配置するだけで導入可能
- UIの表示サイズは75パーセント、100パーセント、125パーセントの3段階から選択可能
動作環境
| 項目 | 詳細 |
| 対応OS | Windows, macOS, Linux |
| サポートしているプラグイン形式 | VST3, AU |
まとめ
WetChorusは、BBD回路特有の暖かみと立体感を再現する優れたヴィンテージ系エフェクトです。
シンプルな操作性でありながら、連続可変のモード切替など現代の制作環境に合わせた工夫も施されています。
100パーセントWet仕様のため、ミキシング時のルーティングには少し注意が必要となります。
しかし、余計な登録手続きなしで利用できるため、アナログライクな揺らぎや広がりを楽曲に加えたい場合には非常に魅力的な選択肢です。
