
ピッチ補正ツールに新たな選択肢が登場しました。今回はオープンソースで開発が進められているボーカル向けピッチ補正ツールを紹介します。
AI技術を活用した音調補正やピッチシフト機能を備え、既存のピッチ補正ソフトに似た操作感と先進的な処理技術を兼ね備えた注目度の高いソフトウェアです。
プラグインの詳細
今回登場したツールは、従来の音声処理方式とは異なり、ニューラルネットワークを用いた独自の音声生成エンジンを搭載しています。主な特徴や機能は以下の通りです。
- RMVPEピッチ抽出とPC-NSF HiFiGANニューラルボコーダーを組み合わせて音声を処理
- ピッチ変更やフォルマント移動を行った際にも不自然なケロケロボイスや声質の変化を抑える設計
- 手描きノート編集、アンカーツール、自動キー検出、自動チューニング機能を網羅
- Chromatic、Major、Minor、Pentatonic、Dorian、Mixolydian、Harmonic Minorなどのスケールに対応
- 最大500ステップまで遡れるUndoおよびRedo履歴システムを搭載
- WAV、FLAC、OGG、MP3といった多様なオーディオファイルのインポートに対応
- DirectMLやCoreMLを利用したGPUアクセラレーションによる高速処理に対応
- 多言語インターフェースに対応し、AGPL v3.0ライセンスのもとオープンソースで提供
動作環境
| 対応OS | サポートしているプラグイン形式 |
| Windows、macOS | VST3、ARA2、スタンドアロン |
まとめ
高度なAIアルゴリズムを導入したピッチ補正ソフトウェアであり、オープンソースならではの発展が期待されるツールです。
動作環境やセキュリティ面での注意点は存在するものの、ピッチ編集の精度や表現力にこだわりたいクリエイターにとって試す価値のある選択肢となります。
今後のアップデートも含めて目が離せない存在です。
