私のPCデスク周りは比較的テレワークの環境が整っていると思っていたのですが、よくよく考えれば「ウェブカメラ」がありません。
デスクトップなのでカメラは付いておらず、手持ちのノートPCにも付いていません。
これまではメールやチャット、SkypeやLINEなどで済ませてきたのですが、もしかしたら近いうちにZOOMやその他のビデオ会議アプリが必要になる可能性が出てきました。
なので「俺もそろそろウェブカメ付けるかな」と思いアマゾンで調べてみたら…
いい感じのものは品切れ、そこそこのものはプレミア価格、あとはうんざりレベルの中華製品の嵐…
幸い歩いて3分で割と大きなイオンモールがあり、そこに入っているJoshinには通常価格のウェブカメラが3種類ほどありましたが何とも微妙なラインナップでして…
出来る限り早めに環境を整えておきたいと考えた私は「スマホ Android ウェブカメラ 有線」で検索してみた結果、色々と出てきてくれたので、先達の皆様に感謝しながらスマートフォンのウェブカメラ化に挑戦してみました。
今回の接続例はAndroidスマートフォンをWindows PC(Windows 10)にUSBで接続する方法となっています。
スマートフォンを用意します
もちろん現在使っているものでも全然構わないのですが、ウェブカメラとして使っている間はスマホとして機能しないので、出来れば使い終えた先代のものを用意するのがベターです。
私はMotorolaの「Moto G5S Plus」が余っているのでそれを使いました。
ウェブカメラ化のためにスマホの設定をする必要があります。
「設定」から「端末情報」を選択、「ビルド番号」の部分を連続でタップしまくると「これでデベロッパーになりました!」と表示され「開発者向けオプション」という項目が利用可能になります。
今度はその「開発者向けオプション」の項目で「開発者向けオプション」のスイッチをオンに「USBデバッグ」のスイッチを音にします。
これでスマホ側の設定はOKです。
スマホはこんな感じでセッティングしています。
三脚はダイソーで200円のものを使っていますが、少し重量が足りないのでもう少しきちんとしたものに買い替え予定です。
PC・スマホにアプリをインストールする
PC・スマホともに同じアプリをインストールします。
今回は「iVCam」というソフトを使っています。
インストール後はスマホとPCをUSBケーブルで接続して、双方ともにアプリを起動させるとPCがスマホをウェブカメラとして認識してくれます。
なので手持ちの余ったスマホで代用出来ないか調べながら色々とやってみたらウェブカメラ代わりに使えたので、しばらくはこれでやってみようと思います。 pic.twitter.com/69kJXB4BSy
— AZU【AZU Soundworks】 (@AZU0000) January 12, 2021
PCモニターにこんな感じで映っていたらウェブカメラ化成功です。
設定の項目で明るさやオートフォーカスなどの設定が可能です。
少し前の機種でもスマホのカメラは画質の良いものが多いのでかなり綺麗に表示されます。
注意点
同じようにやっても映らない人はスマホ側の設定が上手くいっていない可能性があります。
開発者オプションの項目の見直しや、USBでPCと接続した際にスマホ側の通知領域で「充電のみ」になっている場合は「カメラ(PTP)」などを選択してみてください。
また、USBケーブルが「充電専用」のものだと駄目なので「データ転送」も可能なものを使ってください。100均にも置いてます。
終わりに
今回のために使ったお金はmicro USBケーブルくらいで大きな出費はありませんでした。
役目を終えたスマホにもこうした使い道があることを知ったのは大きな収穫です。
ウェブカメラの在庫が安定する日もそう遠くはないと思うのですが、リモート環境への投資を出来る限り抑えながらもクオリティを上げるという点においてスマホのウェブカメラ化は非常に有効な方法だと思います。
是非とも同じ悩みで困っている人はチャレンジしてみてくださいね。