今回はSOUNDPEATSさんから提供いただいた完全ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS Air5 Pro」「SOUNDPEATS Air5 Pro」のレビュー記事となります。
以前レビューした「SOUNDPEATS Air4 Pro」のアップグレードアイテムで、価格はアマゾンにて9,980円。
大きな特徴としては、さらに強化された最大-55dBのAI適応型(アダプティブ)ノイズキャンセリング機能やLDAC、aptX系コーデックに両対応など、価格以上のスペックを備えています。
音質やノイズキャンセリング機能を中心に一定期間じっくりと試してみたので、是非とも購入の際の参考にしてみてくださいね。
今回も当ブログ限定のクーポンコードをご用意しています。是非とも最後まで読んで頂ければ幸いです。
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記事について
この記事はメーカからの依頼で製品提供を受けて制作しています。
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仕様について
「SOUNDPEATS Air5 Pro」の主な仕様は以下の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
Bluetoothバージョン | 5.4 |
対応プロファイル | HSP、HFP、A2DP、AVRCP |
対応コーデック | SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive、aptX Lossless、LC3、LDAC |
通信範囲 | 約10メートル |
ドライバー | 10mm径ダイナミック型(PU+PEEK振動板) |
ノイズキャンセリング | 最大55dB低減のアダプティブANC |
バッテリー容量 | イヤホン:35mAh(片側)、充電ケース:520mAh |
連続再生時間 | イヤホン単体:約7.5時間、充電ケース併用:最大約37時間 |
急速充電 | 10分間の充電で約2時間再生可能 |
充電時間 | イヤホン:約1時間、充電ケース:約2時間 |
防水性能 | IPX5 |
マルチポイント接続 | 対応(LDAC使用時は非対応) |
専用アプリ | 「PeatsAudio」対応(10バンドEQ、アダプティブイコライザーなど) |
重量 | イヤホン片側:約4.8g、充電ケース+イヤホン両側:約50.3g |
本体寸法 | 66.88×48.33×26.92mm(ケース込み) |
付属品 | イヤーピース(S/M/L)、USB Type-C充電ケーブル、取扱説明書、アプリガイド、ステッカー |
パッケージ内容・イヤホン・ケース外観など
パッケージ内容は以下の通りです。
- 「SOUNDPEATS Air5 Pro」本体・ケース
- USB-Cケーブル
- イヤーチップS・M・L(Mは本体に装着済み)
- マニュアル
- ステッカー
今回の大きな改善点として、ケースが挙げられます。
見た目はこれまでと大きく変わらないのですが…
開くとこのような感じで非常に取り出しやすい形状へと進化しています。
この手のイヤホンはケースから取り出す際に、注意していても落としてしまうことが多かったのですが、これでかなり改善されるのではないでしょうか。
デザイン面では、SOUNDPEATSのCapsuleシリーズに近いテイストを取り入れつつ、Air4 Proからの進化が感じられます。Air4 Proではマットなつや消し仕上げでしたが、本モデルでは艶やかなグロス仕様を採用。指紋がつきやすいデメリットはあるものの、その分高級感あふれるルックスに仕上がっています。さらに、ゴールドパーツのアクセントが加わることで、シックで洗練された印象を演出。チープさを一切感じさせない、スタイリッシュなデザインが魅力です。
装着感にもこだわりが詰まっています。片耳わずか4.8gの超軽量設計に加え、人間工学に基づいたフォルムが採用されているため、耳への圧力が分散され、長時間の使用でもストレスを感じにくい仕様になっています。通勤・通学やリモートワーク、ゲームや映画鑑賞など、あらゆるシーンで快適に使えるのが嬉しいポイントです。
サウンド面も抜かりありません。高音質コーデックのLDACとaptX Losslessに対応し、そのポテンシャルを最大限に引き出すために、10mm複合フィルムのムービングコイルドライバーを搭載。これにより、繊細でクリアな音質とパワフルな低音を両立し、あらゆるジャンルの音楽を豊かに表現します。
さらに、便利なマルチポイント接続機能により、2台のデバイスと同時にペアリングが可能。例えば、PCで作業しながらスマホの着信にもシームレスに対応できるので、仕事やプライベートでの利便性が格段に向上します。
バッテリー性能も優秀で、イヤホン単体で最大7.5時間の連続再生が可能。充電ケースと併用すれば、最長37時間というロングバッテリーを実現しており、外出先でも安心して使用できます。
本体での操作方法
「SOUNDPEATS Air5 Pro」のイヤホン本体での操作方法は以下の通りです。
操作 | 左イヤホン (L) | 右イヤホン (R) |
---|---|---|
再生/一時停止 | 2回タップ | 2回タップ |
音量を下げる | 1回タップ | — |
音量を上げる | — | 1回タップ |
曲送り | — | 1.5秒長押し |
曲戻し | — | — |
ノイズキャンセリングモード切替 | 1.5秒長押し | — |
ゲームモードの有効/無効 | 3回タップ | — |
音声アシスタントの起動 | — | 3回タップ |
着信応答/通話終了 | 2回タップ | 2回タップ |
着信拒否 | 1.5秒長押し | 1.5秒長押し |
通話切替 | 2秒長押し | 2秒長押し |
初期設定では曲戻しの操作が割り当てられていませんが、専用アプリ「PeatsAudio」を使えば、タッチ操作のカスタマイズが可能です。
また、タッチセンサーの感度が高いため、誤操作が気になる場合は、アプリでタッチ操作を無効にすることもできます。
さらに、アプリを活用することで、イコライザーの調整やノイズキャンセリングの強度変更など、より細かい設定が行えますよ。
ノイズキャンセリングについて
SOUNDPEATS史上、最も強力なノイズキャンセリング機能を搭載。今回の「SOUNDPEATS Air5 Pro」には、AI適応型ノイズキャンセリングが採用され、これまでにない静寂を実現しています。
このAI技術により、周囲のノイズをリアルタイムで分析し、最適なキャンセリング設定を自動調整。これにより、最大55dBものノイズ低減を可能にし、騒がしい環境でもまるで静寂に包まれたような没入感を味わえます。
さらに、専用アプリ「PeatsAudio」を使えば、環境に応じたノイズキャンセリング設定を選択可能。カフェや電車、オフィスなど、シーンごとに最適なノイズ制御を設定できるので、より快適なリスニング環境を作ることができます。
そして、特筆すべきは新機能の「三重風切り音低減設計」。風ノイズ低減アルゴリズムが、強風時の風切り音を自動検知し、効率的に低減してくれます。実際に試してみたところ、前モデルのAir4 Proと比較して体感で約半分ほどの風ノイズに抑えられていると感じました。屋外での使用が多い人には、かなり嬉しいアップデートです。
全体的に、ノイズキャンセリング機能は従来モデルから確実にブラッシュアップされており、より洗練された印象。SOUNDPEATSの進化を感じさせてくれます。
もちろん、通話時のノイズキャンセリング機能も優秀です。AIによる高度なノイズリダクション技術が搭載されており、騒がしいカフェや電車のホーム、交通量の多い道路沿いでも、しっかりと相手の声を聞き取ることが可能。実際に試してみたところ、周囲の雑音が効果的に抑えられ、相手とのスムーズな会話ができることを実感しました。
それにしても、AIが通話ノイズの低減を自動で最適化する時代になったとは驚きです。かつては高級機種の専売特許だったこの技術が、いまや1万円以内で手に入るイヤホンに搭載されるようになったのは、まさに技術革新の賜物と言えるでしょう。
価格を超えた機能性と使いやすさ。手軽に手に入るイヤホンでありながら、ここまでノイズキャンセリングに力を入れているのは本当に素晴らしいことです。通話の多いビジネスパーソンはもちろん、オンライン会議やボイスチャットを快適に楽しみたい方にもおすすめです。
音について
「SOUNDPEATS Air5 Pro」のサウンドの核となるのは10mm径の複合フィルムを用いたムービングコイルダイナミックドライバーとハイレゾコーデックであるLDAC、aptX Losslessです。
この価格帯でLDAC、aptX Losslessともに使えるのは驚きですが、さらに低消費電力なオーディオストリーミングを可能にする「LE AUDIO」にも対応しています。
まずは解像度、各帯域を表にまとめてみました。
項目 | 特徴 |
解像度 | 非常に高い。輪郭もクリアで音の広がりを感じる |
高域 | 程よく出ていて耳障りにならない丁度よさ |
中域 | ガッツのあるサウンドでロック型ボーカルが引き立つ |
低域 | 太く強く粘りがある迫力のサウンド |
全体としては解像度がしっかりしており、各帯域がバランスよくまとまったサウンドですが、特にパワフルな低音が際立つサウンドメイクが特徴的です。
SOUNDPEATSのイヤホンといえば、ドンシャリ傾向のバランス型というイメージがありましたが、「SOUNDPEATS Air5 Pro」は従来の印象を覆すような、低域にしっかりとしたガッツを感じさせるチューニングになっています。
低音は単に強いだけでなく、ソリッドな輪郭ではなく太く広がりのある厚みを持ち、楽曲全体を力強く支えてくれます。その上にバランスよく配置された中高域が重なることで、これまで何度も聴いてきた楽曲でも新たな発見があるような、鮮やかなリスニング体験ができるでしょう。
特にロックではリズム隊の存在感が際立ち、ドラムとベースのグルーヴがより感じられるサウンドに仕上がっています。一方で、EDMなどでもしっかりとしたボトムが効いており、ビートの重みをダイレクトに楽しめるはずです。
私としては、このイヤホンならではの力強い低域を活かして音楽を楽しむのがおすすめですが、もしバランスを取りたい場合は、専用アプリ「PeatsAudio」のイコライザー機能を活用し、低域を少し抑えることで、よりスッキリとしたサウンドに調整することも可能です。
専用アプリについて
専用アプリ「PeatsAudio」を使うことで、イヤホン本体の操作がしやすくなるだけでなく、アプリならではの細かい設定も可能です。具体的には、以下のような機能が利用できます。
- 本体のタッチセンサー操作のオン・オフ
- ノイズキャンセリングの設定
- ファームウェアのアップデート
- マルチポイント接続のオン・オフ
- ゲームモードのオン・オフ
- カスタムキーの設定
- イコライザーの調整
- 問い合わせ・オンラインチャット
私は本体のタッチセンサーを使わないためオフにし、すべての操作をアプリ経由で行っていますが、今のところ快適に使用できています。
イコライザー設定は、まず左側のプリセットを選ぶだけで簡単に音質を調整できる仕組みになっています。
色々試してみるのも楽しいですが、「SOUNDPEATS クラシック」が最もバランスが良く、聴きやすいのでおすすめです。
中央には10バンドのカスタムイコライザーがあり、本格的な音作りが可能です。
右側には「アダプティブEQ」という機能があり、聴覚テストを通じて最適な音質を自動調整してくれます。
私自身は普段このアダプティブEQを使用していますが、自分の耳に合わせた調整がされるため、非常に聴きやすく気に入っています。
総合的に、非常に使いやすいアプリに仕上がっていると思います。
良かった点・気になった点・総合評価
良かった点
- LDAC・aptX Lossless両対応
- 取り出しやすいケース形状
- ノイズキャンセリング機能の充実
気になった点
- 装着検知に対応していない
総合評価(95/100)点
音質は素晴らしく、ノイズキャンセリングも強力。さらに充電ケースも改良されており、正直なところ、大きな不満点は見当たりません。1万円以内という価格を考えれば、ここまでの完成度は驚異的と言えるでしょう。
ただし、一点だけ気になるとすれば、装着検知機能が搭載されていないこと。イヤホンを外した際に自動で音楽が停止する機能は、「SOUNDPEATS Air4 Pro」には搭載されていましたが、今回のモデルでは省かれています。これはコスト削減だけでなく、本体の軽量化やバッテリー持続時間の向上を優先した結果なのかもしれません。
とはいえ、個人的にはまったく問題なし。実際、装着検知を必要としないユーザーも多く、それよりも音質やノイズキャンセリングのクオリティを優先したいという人には、むしろメリットのほうが大きいでしょう。
何にせよ、この価格帯でこれほどの性能を実現したのは見事のひと言。圧倒的なコストパフォーマンスと完成度の高さを誇る、まさに「価格破壊級」のイヤホンと言えるでしょう。
終わりに
以前レビューした「SOUNDPEATS Capsule3 Pro+」を試したとき、正直「もうこの価格帯でやれることはすべてやり尽くしたのでは?」と思いました。ですが、今回のモデルはさらにブラッシュアップされ、コストダウンまで果たしているというのだから驚きしかありません。まるで、「限界なんて存在しない」と言わんばかりの進化を遂げています。
ここまで来ると、「SOUNDPEATSの本社の地下には秘密のラボがあって、宇宙人が未来の技術でイヤホンを作っているのでは?」と冗談を言いたくなるほど。技術革新のペースが速すぎて、毎回レビューするたびに驚かされます。
私自身、長年SOUNDPEATSのイヤホンを使ってきましたが、音質の良さや耐久性の高さも折り紙付き。価格以上のクオリティを誇るだけでなく、長く愛用できるタフな作りなのも魅力の一つです。
もし「そろそろイヤホンを買い替えようかな」と考えているなら、あるいは「ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンを試してみたい」と思っているなら、これほどコスパに優れた選択肢はなかなか見つからないでしょう。
この機会にぜひ、SOUNDPEATSの最新技術が詰め込まれた一台を試してみてください。
それでは今回もお付き合い頂きましてありがとうございます。
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