
DTMで楽曲制作をしていると、「音にもう少し広がりを出したい」「モノラル音源をステレオに変換したい」と感じることがあるはずです。そんなときに役立つのが、Mensla(Angelo Fazari)によって開発された無料プラグイン「Stereo Tool」です。
このStereo Toolは、ベクトルスコープ(ステレオの広がりを可視化するツール)と、柔軟なステレオ・シェイピング機能を1つにまとめた高性能なオーディオプラグイン。これだけの機能が無料で手に入るのは驚きです。
続きを見る
【特集】全部タダでOK!!無料で使えるおすすめDTM作曲ソフトで音楽制作システムを構築してみよう
主な特徴とできること
1. 高度なステレオ・コントロール
- 左右のチャンネルにディレイと5種類のフィルター(オールパス/ローパス/ハイパス/バンドパス/ノッチ)を適用可能。
- 6つのMid/Sideエフェクトアルゴリズム(ソフトディストーション/フォールドバック/レクティファイ/ポリ/クラッシュ/シェイパー)を搭載。
- モノラル音源にステレオ感を与えるだけでなく、実験的なサウンドデザインにも対応。
2. 視覚的に把握しやすいベクトルスコープ
- 波形の広がりを可視化できる「ベクトルスコープ」を内蔵。
- バッファサイズや線の太さ、スコープの種類(楕円/ライン)など細かな表示調整が可能。
- 無料版ではカラーカスタマイズは制限されているが、基本機能は十分に活用可能。
3. 直感的で美しいGUI(ユーザーインターフェース)
- Mensla独自のデザイン美学を踏襲しつつ、初のサイズ変更可能なGUIを搭載。
- 操作系はすべて論理的に整理されており、初心者でも扱いやすい構成。
- 上部にはMid/Side彩度コントロール、下部には入出力やパン、フィードバック調整などのFXコントロールを配置。
4. パススルー機能で柔軟なミックス
- ドライ信号(エフェクト前の音)をそのまま通す「PassThru」ボタンを搭載。
- エフェクトをミックスして音の芯を保つといった応用が可能。
対応OS・プラグイン形式
| OS | プラグイン形式 |
|---|---|
| Windows | VST |
| macOS | VST / AU |
| Linux | VST |
どんな人におすすめ?
- モノラル音源を立体的に聞かせたい方
- ステレオ幅の調整をもっと自在に行いたい方
- 無料で高性能なベクトルスコープを使いたい方
- 独創的な音作りに挑戦したいサウンドデザイナーやクリエイター
ダウンロード
【特集】ボーカルエディットには必須!?無料で手に入るピッチ補正プラグインまとめ
【特集】ギターもシンセも生まれ変わる!無料のコーラスプラグインまとめ
