
ギタリストやベーシストがDAWでレコーディングを行う際、避けて通れないのがDI(ダイレクト・インプット)信号の扱いです。アンプシミュレーターに送る前の素の音をいかに整えるかが、最終的なミックスの質を左右するといっても過言ではありません。今回ご紹介するAtlas DSPのDI KENは、まさにそのフロントエンドの処理を完璧にこなすために設計されたマルチエフェクト・プラグインです。通常は29.99ユーロで提供されている本製品ですが、現在は期間限定で無償配布が行われています。
続きを見る
【特集】全部タダでOK!!無料で使えるおすすめDTM作曲ソフトで音楽制作システムを構築してみよう
プラグインの詳細
DI KENは、単なるオーバードライブ・ペダルを模したプラグインではありません。ギターやベースのDIトラックに対して、アンプに到達する前に必要な処理を一括で行える統合型プロセッサーとしての性格を持っています。
中心となるオーバードライブ・セクションは、クラシックな対称クリッピング回路を丁寧にモデリングした設計が採用されています。Gain、Tone、Levelという馴染み深いコントロールを備え、繊細なサチュレーションによるアナログライクな温かみの付加から、ハイゲイン・アンプの前段で低域を引き締めるアグレッシブなドライブまで、幅広い倍音操作を可能にします。
特筆すべきは、ピッチ処理とダイナミクス制御がシームレスに統合されている点です。内蔵されたピッチシフターは、低レイテンシーかつ高品位なトラッキングを実現しており、トランスポーズやサブオクターブの生成、さらにはステレオの広がりを演出するデチューン効果まで対応します。
また、ギターやベースのトランジェント特性に最適化された高応答なノイズゲートも搭載されています。演奏の自然な減衰やサステインを損なうことなく、ノイズフロアや電気的なハムノイズ、アンプ特有のヒスノイズを的確に除去する能力を持っています。
さらに、専用のINおよびOUTスライダーが用意されており、後続のアンプシミュレーターに対して最適なゲインステージングを構築できる点も、プロフェッショナルな現場での使用を想定した実用的な仕様といえます。無機質なデジタル信号に生命を吹き込み、アンプ前段の信号を完成形へと導く強力なツールです。
動作環境
| 対応OS | サポートしているプラグイン形式 |
| Windows 10以降 / macOS 10.13以降 | VST3 / AU |
まとめ
DI KENは、オーバードライブ、ピッチシフター、ノイズゲートという、弦楽器の音作りに欠かせない要素を一つのインターフェースに集約した優れたプラグインです。特にDI信号の扱いに苦慮している方や、アンプシミュレーターの音質を一段階引き上げたい方にとって、非常に価値のある選択肢となります。期間限定の無料配布期間中に、ぜひその実力を確かめてみてください。
ダウンロード
-
-
【特集】ギターもシンセも生まれ変わる!無料のコーラスプラグインまとめ
続きを見る
-
-
【特集】無料で使える!ハイクオリティなディレイプラグインまとめ
続きを見る


