
作曲に行き詰まったことはありますか? 「曲を書くのが楽しくない」「アイデアが浮かばない」と感じる瞬間は、作曲を続けていると誰しも経験するものです。
調子が良いときは、イントロからサビまでスラスラと出てくるのに、ダメなときは何をやってもダメ。ひねり出したメロディも「これじゃない」とボツにしてしまう——そんなスランプは、私自身も何度も経験しています。
私のようなアマチュアだと「まあ良いや^^」で済ませられますが、プロの作曲家や楽曲制作に関わる人であれば、「今日は調子が悪いからやめとこ☆」というわけにはいきません。一定のペースで曲を生み出す必要があるため、モチベーションを維持し、アイデアを引き出す工夫が求められます。
ということで、今回は「作曲のモチベーションが湧かない時」「アイデアが出ない時」に試して頂きたい気分転換の方法を5つご紹介します。
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作曲のモチベーションが湧かない?アイデアが出ない時に試したい5つの気分転換
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1. 散歩で頭をリフレッシュ

作曲作業は基本的にデスクワーク。長時間座りっぱなしだと、気持ちも煮詰まりやすくなります。そんな時、私が最もよくやるのが「散歩」です。
深夜の散歩は静かで良いのですが、最近は日本も治安が悪くなってきたので、できれば早朝~午前中あたりをオススメします。
散歩中に音楽を聞くか聴かないかは自由ですが、個人的には何も聴かずに、そして基本的には音楽のことを考えすぎずに歩くのが良いんじゃないでしょうか。
脳を休ませるためにも「何も考えない」というのは割と大事で、脳が回復することによって、アイデアが浮かんでくるかも知れません。
そして、もしなにかアイデアが浮かんだ際は、すぐにその場でスマホを使って録音したり、テキストを書くという感じです。
録音はともかく、浮かんだアイデアをすぐに書き留めたい場合は、やはりアナログの手段として「メモとペン」なので、散歩の際は小さなバッグにスマホと一緒に入れて持ち歩くクセをつけておくと良いかも知れませんね。
2. 読書で別世界に没入

読書も、気分転換には最適な方法のひとつです。
本のジャンルは何でもOK。小説、漫画、ビジネス書、エッセイ……大切なのは、「一度、作曲のことを忘れること」。音楽理論の本や作曲テクニックの本を読むのは、むしろ逆効果になりがちなので、あまりおすすめしません。
ただ、これも個人的な考えですが、「物語」を読むのが良いのかなと思っています。心が動かされるような作品を読むと、それがインスピレーションとなって制作のアイデアにつながるのではないでしょうか。
私の敬愛する氷室京介さんも「アルジャーノンに花束を」に触発されて「DEAR ALGERNON」や「MISSING PIECE」という絵本から同じタイトルの「MISSING PIECE」という曲を送り出しています。
読む場所もどこでも良いです。自室でもカフェでも公園でも。何なら散歩と組み合わせるというのもアリですね。
私は月額1,000円の「Kindle Unlimited」でジャンルを問わず色々と読んでいて、コスパ抜群なので皆様も是非お試しくださいね。
3. 部屋の掃除や整理整頓

「環境を整えると、頭の中も整理される」とよく言われますが、これは作曲にも当てはまります。
作業スペースがゴチャゴチャしていると、集中力が削がれがち。埃を払ったり、机の上を片付けたりするだけでも気持ちがスッキリします。
実際、あるエンジニアは「良いミックスやマスタリングの秘訣は、整理整頓にある」と言っています。アイデアが浮かんだときにすぐに機材を使える環境を整えておけば、思いついたメロディをすぐに形にできるからです。
掃除は気分転換になるだけでなく、作業効率の向上にもつながる、一石二鳥の方法です。
私は最低限、作業デスク周りは整っていないと気が散って何も出来なくなるタイプなので、こまめにお掃除をしています。
4. 楽器・機材のメンテナンス

楽器や機材のメンテナンスも良い気分転換です。アイデアが浮かばない時であっても、メンテナンスは必ず次に繋がる行動になるので、やっておいて損はありません。
楽器はもちろん、PC周りや機材、配線などのチェック、必要なら買い替えなど、良いアイデアが浮かんだ時にトラブルにならないようにするのも大事な制作の一部です。
そして、メンテナンス用品も最低限は揃えておきたい所です。楽器をメンテナンスするなら工具やクリーナーなどが必要となります。
あと、個人的におすすめなのが「接点復活剤」と「無水エタノール」で、オーディオインターフェースを始めとした機材のクリーニングに便利です。
「曲が思いつかない時間」を無駄にするのではなく、「次の作業をより快適にする時間」に変える。そうすることで、自然とモチベーションが回復していきます。
5. ウェブサイトやSNSの更新

作曲活動をしている人の多くは、ブログやSNSを活用しているのではないでしょうか?
せっかくなので、曲作りの手が止まっている時間を使って、プロフィールの更新や制作実績の整理、音源の公開環境を見直すのもアリ。
また、メールチェックや営業活動、SNSでの交流などを行うのもいいでしょう。
より交流を深める手段としては、生の声を届けるポッドキャストなんかも良いかも知れませんね。
音声だけのコンテンツなんで、DTMerとしては環境も揃っているわけですし、制作の間をつなぐ手段として挑戦してみてはいかがでしょうか。
まとめ:自分に合った気分転換を見つけよう

私も最近はめっきり曲を作らなくなってしまったのですが、一時期商業の案件なんかもやっていたことがありまして、その頃は何も浮かばない時はやっぱり外をぶらぶら歩くか、本を読んでいたように思います。
今の時代はAIがありますが、少し前までは本当に自分1人分の引き出しで勝負していた訳でして、そりゃスランプな時期があるのも当然なんですよね。
これからの時代の制作のスランプは、少し変化が出てくるのだとは思いますが、それでも無くなることはありません。
5つ紹介した中の一つだけでも良いですし、もちろん全部やってもOKです。そしてその中から自分にあった気分転換の方法を見つけることができれば何よりです。
今回紹介した気分転換方法が、少しでも皆さんの創作活動の助けになれば嬉しいです。





