
Googleから驚きのアップデートが届きました。2026年2月19日、GoogleのAIチャットサービス「Gemini」に、最新の音楽生成AIモデル「Lyria 3(リリア3)」が実装されました。
これまで音楽生成AIといえば、SunoやUdioなどが有名でしたが、ついにGoogleが本腰を入れてきました。今回の記事では、Geminiで日本語ボーカル曲まで作れるようになったLyria 3の魅力と、その使い方を詳しくご紹介します。
音楽生成AIモデル Lyria 3とは
Lyria 3は、GoogleのAI部門であるGoogle DeepMindが開発した最新の音楽生成AIモデルです。最大の特徴は、Geminiを通じて誰でも手軽に高品質な楽曲を生成できる点にあります。
これまでのモデルから大きく進化しており、テキストで楽曲のイメージを伝えるだけで、歌詞の自動生成からボーカル、楽器演奏までを一括で行ってくれます。特筆すべきは、日本語のボーカル曲にも対応していることです。
また、権利面への配慮もなされており、特定のアーティストを模倣するのではなく、オリジナリティを重視した設計になっています。生成された楽曲には「SynthID」という目に見えない電子透かしが埋め込まれており、AI生成コンテンツとしての透明性も確保されています。
GeminiでLyria 3を使い始める方法
使い方は非常にシンプルです。GeminiのWebブラウザ版にアクセスし、Googleアカウントでログインするだけで準備は完了です。
- ツールの選択 Geminiの入力フォーム付近にあるツールボタンから「音楽を作成」という項目を選択します。
- イメージの入力 「明るいJ-POPを作って」「切ないバラードを歌って」など、作りたい曲のイメージを日本語で入力します。
- 楽曲の生成 指示を送ると、30秒程度のボーカル曲やインストルメンタル曲が生成されます。
面白い機能として、画像をアップロードしてその雰囲気に合わせた曲を作ったり、既存のサウンドをリミックスのベースにしたりすることも可能です。
日本語ボーカルのクオリティと表現力
実際に生成された楽曲を聴いてみると、その進化に驚かされます。
- J-POP: 爽やかなメロディに乗せて、自然な日本語のアクセントで歌い上げます。
- ヒップホップ: リズム感のあるラップとトラックの融合が楽しめます。
- 演歌: こぶしの効いた独特の歌唱スタイルまで再現可能です。
現状では一度に生成できるのは30秒間という制限がありますが、歌詞の指定も可能です。日本語と英語を混ぜた歌詞を自分で用意して「この歌詞で歌って」と指示すれば、その通りに歌唱してくれます。
生成した楽曲の保存と共有
生成された楽曲は、ただ聴くだけではありません。Googleの画像生成AI「Nano Banana」が生成したカバーアート付きの動画としてダウンロードできます。
形式は動画ファイル(MP4)のほか、音声のみ(MP3)での保存も可能です。共有リンクを作成すれば、SNSなどで友人に聴いてもらうことも簡単です。
現在は18歳以上の全ユーザーが無料で利用可能ですが、Google One AIプレミアムなどのサブスクリプション登録者は、より多くの楽曲を生成できるようになっています。
今後の展望と音楽制作の未来
Lyria 3の登場により、音楽制作のハードルはさらに下がりました。専門的な知識がなくても、自分の想いや言葉を音楽という形にできる時代が来ています。
今後はAPIの提供やGoogle AI Studioでの利用も予定されており、さらに多くのプラットフォームでこの技術が活用されることになるでしょう。30秒という制限が解除されれば、フル尺の楽曲制作においても有力な選択肢になりそうです。
新しい技術を味方につけて、自分だけの音楽を楽しんでみてはいかがでしょうか。
