今回はダイソーの「マイク付きハイレゾ対応イヤホン」をレビューします。
当ブログでは、これまでにもダイソーのイヤホンを多数取り上げてきましたが、そのどれもが非常に残念な結果で終わっています。
このイヤホンも以前からお店で見かけてはいましたが、これまでの事もあったのでスルーしてきました。
ただ、SNSや大手ブログでも高評価で取り上げられていたので、興味の方が勝ってしまったという感じです。
3色展開となっていて、私は左のブラック×シルバーをチョイス。
箱もそれなりのクオリティを感じますし、ハイレゾのマークが入っていたりで、ダイソーのロゴがなければそれっぽい製品に見えないこともないですがどうでしょう。
「ハイレゾ」と表記されているということは、音の再生能力は高いはずですが、これまでのことを考えるとレジに持っていく時は欠片の期待も抱いていませんでした。
「マイク付きハイレゾ対応イヤホン」
見た目に関しては特に大きな特徴もないですし、それぞれのパーツもダイソーの500円商品として、チープさは全く感じられません。
コードも高品質で、マイク・リモコンも付いています。
ボタン1つなので、操作に関しては着信時の受信、終話、音楽の再生、停止のみで、音量調節はデバイス側となります。
プラグは金メッキです。
デザインはやっぱりちょいダサいです。
500円なので仕方ないし、その分を音質の方に割いている可能性もあるのですが、やっぱりデザインは大事です。
finalのE500みたいな感じで全然OKなので、シンプルな良さを出したデザインに期待したいですね。
イヤーピースの品質も悪くないので、特に交換の必要も無さそうです。
音について
音についてですが、結論から言うと「500円とは思えないほどに素晴らしい」です。
今回のリスニング完了は「イヤホン→PreSonus Studio 24c→PC」なのですが、あまりの音のクリアさに繋ぐイヤホンを間違えたかと思うほどです。
ハイレゾという言葉は期待を裏切ること無く音の解像度は価格以上過ぎてビビり散らかしました。
音の分離感、広がりも程よく、全体的にソリッドな音作りと言う感じです。
低域が少し前に出た、それでいてぼやけること無くパワーが感じられて、聴いていて気持ちいいサウンドです。
一応手持ちのイヤホンと比較してみました。
左から「Marshall Moed EQ」、「final E500」、「JSHiFi-LM3」、「ダイソー マイク付きハイレゾ対応イヤホン」です。
マーシャルに関しては約1万円ほどの価格なので、500円のものと比べるのはどうかと思う所もありますが、他2つは2,000円ほどなのでいい比較対象だと思います。
4つのイヤホンを入れ替えながら聴き比べて分かったのは、ダイソーのイヤホンの音の解像度は他に負けていないどころか少し勝っている可能性すらあります。
単純な音質の部分ではマーシャルとも互角と言えるのですが、敢えて言うのであれば、他の3つには音楽的なこだわりが感じられるといった所でしょうか。
例えばマーシャルだと、出音がマーシャルのアンプを思わせるようなサウンドで、ギターがメインの曲を聴くと、マーシャルのキャビネットから音が出ているかのような感じです。
E500は空間を感じられるチューニングが施されているし、LM3は今時のドンシャリサウンドを意識しています。
ダイソーのイヤホンもクオリティは高いですが、そのパラメーターが「音のクリアさ」にかなり多く割り振られていると言う印象です。
ただ、変に音をいじられてクオリティが落ちるのも困りものなので、このイヤホンはこのままの音でいいと思います。
終わりに
まさかダイソーからこれだけのクオリティのイヤホンが出るとは夢にも思いませんでした。
これなら出先でイヤホンが必要になった際に間に合わせで買ったとしても、使い終わった後も持っておけるレベルです。
私は数年前に3Coinsの「高音質イヤホン(500円)」のレビュー記事を書いて、それがきっかけでテレビにも出たことがあるのですが、ダイソーのものはそれを遥かに凌駕しています。
500円を出すのであれば3Coinsではなく、ダイソーのイヤホン一択と言い切れるくらいに差があります。
イヤホンにあまりお金を出したくない人でもこれがあれば十分に満足なサウンドが得られるので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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ダイソーの別ブランド「Standard Products」にて同じ性能で洗練されたデザインのものが発売されていました。
詳細については私の別ブログ「from hideout」以下の記事にてレビューしているのでご覧ください。
Standard Productsの「ハイレゾ対応イヤホン」は550円とは思えないハイクオリティなサウンドでした
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