
ここ最近の日課となったフェルナンデス復活の状況調査なのですが、何となく譲渡先のRelianceからブランドページに飛んでみたら、いつの間にかフェルナンデスのサイトが復活してました。
もちろん海外企業なので日本語ではなく英語ではあるのですが、まさかの事態に驚きながらこの記事を書いています。
形はどうあれ、今後の展開が気になっていたのでサイト内を見て回ったのですが…これまで海外で展開されていたシリーズの紹介ばかりで新製品の情報が一切ありません。
ふとサイトの上部を見てみると以下のように書かれていました。
「ご注意:フェルナンデスは現在、新品のエレキギターを製造しておりません。オリジナルの中古モデルはReverbで販売しております。」
「ん?どういうコト???」と少し混乱してしまいましたが大丈夫。まだサイトが立ち上がったばかりで新製品の用意はもう少し先なんだろうなと思いつつ、サイト内を見て回りました。
すると、「よくある質問」のページにて以下の一文がありまして…
このウェブサイトとは何ですか?
このサイト fernandesguitars.com は、かつてフェルナンデス・ギターズの公式オンラインサイトでした。2025年、同社の倒産後、このドメインはファンとギター愛好家のグループによってオークションで取得されました。私たちの目標は、ブランドの伝統を守り、その見返りとして価値あるものを提供することです。検証済みの歴史情報、仕様、アーティストのストーリー、そしてギタリストのためのコミュニティ主導のツール(サステイナーガイド、シリアルナンバーデコーダー、改造リソースなど)などです。
私たちは元の会社と提携しているわけではありません。私たちは、フェルナンデスが音楽を通じて記憶され、共有され、生き続けるに値すると信じている単なるプレイヤーです。
有志の皆さんでドメインを取得して、フェルナンデスのアーカイブとしてサイトを立ち上げてくれたという感じですね。
Relianceからリンクされているので、てっきり本格的に稼働するのかと早合点してしまいました。
でも、こうしてフェルナンデスを愛してくれる人達が守ってくれたというのは心から感謝したいです。
海外でも結構色々と展開していたことに驚きです。日本よりもかなりラウドでヘヴィなモデルが多いというのは、海外ならではという感じで面白いですね。
また新しい情報が入り次第、皆様にもシェアしていきたいと思います。
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