今回はSOUNDPEATSさんから提供いただいた完全ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS Capsule3 Pro+」のレビュー記事となります。
以前レビューした「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」のアップグレードにあたり、現時点では同社のハイエンド製品という位置づけです。
「SOUNDPEATS Capsule3 Pro+」はハイレゾコーデックのLDAC、TWS市場においてハイエンド機などで使われるようになってきたMEMSドライバー、適応型ANC搭載の充実したモデルでありながら13,880円と驚異的なコストパフォーマンスを実現していて、その辺りについてもしっかり取り上げていきますね。
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記事について
この記事はメーカからの依頼で製品提供を受けて制作しています。
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パッケージ内容・イヤホン・ケース外観など
SOUNDPEATSとしては現時点で「SOUNDPEATS Opera 05」と並んでハイエンドな機種なので、パッケージの作りが妙に豪華。重厚なボックスに高級アクセサリーのごとく収められていました。
内容は「SOUNDPEATS Capsule3 Pro+」本体、ケース、USB-Cケーブル、イヤーピース3サイズ(Mサイズは本体装着済み)、マニュアルです。
あと、SOUNDPEATSの公式マスコットキャラクターである「PEATSくん」のステッカーも付属しています。
こんなパンダさんですが、サウンドデザイナー最高責任者を任せられている非常に偉い方との事です。
ちなみに公式サイトでは、PEATSくんデザインのイヤホン保護ケースが販売されているので、興味のある方は併せて買ってみてはいかがでしょうか。
「デカくて邪魔」な人は普通のケースをどうぞ。
ケースのサイズ感は「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」と同じで幅6.7cm、高さ5cm、奥行き2.5cmほどと「SOUNDPEATS Air4 Pro」よりも一回り大きい感じです。
とは言え、バッテリー容量は500mAhと大容量の割にはコンパクトで、普通にバッグの小さな収納ポケットに入るサイズなので問題はありません。
充電はUSB-C端子で、ゴールドの装飾が高級感を演出しています。
そこまで目に行く場所でもありませんが、こうした細かい所にもこだわっているというのは個人的に好感を持てます。
イヤホンのデザインも「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」から変更点は感じられす、ブラック・ゴールドの落ち着いた上品なデザインです。
装着感も同様に耳への収まりが良いので、使い心地としては良好。
ペアリングはBluetooth 5.3に対応していて、接続は非常に安定しています。
ロゴの辺りがセンサーボタンとなっており、左右のボタンで操作することになりますが、スマートフォンでのリスニングであれば、後述する専用アプリを使うことで更に操作しやすく、イコライザなどの機能も使えるようになります。
イヤホンの連続再生時間は6.5時間、ケースの内蔵バッテリーと合わせると合計で43時間とロングバッテリーです。
コーデックはLDAC対応、ワイヤレス環境でハイレゾサウンドが楽しめるというのは本当に魅力だと思います。
他のコーデックに比べても圧倒的なデータ送信料で、個人的な感覚ではありますが、やはり音質に関しては圧倒的な差があるように感じます。
ゲームモードは遅延を0.07sまで減らすことで動画の視聴も含めて快適に、マルチポイントにも対応しているので、複数のデバイスを持っている人でもこれ1つでOKです。
ちなみにマルチポイント使用中はLDACは使えないので要注意です。
イヤーピースについては付属のものでも十分なクオリティですが、こだわりたい人はfinalのTWS対応のものなどに換装するというのもアリです。
音について
xMEMS製「Cowell」MEMSドライバーと12mm径バイオセルロース製ダイナミックドライバーによる振幅の大きさを生かした躍動感と迫力があるサウンドが持ち味とのことですが、ここにハイレゾコーデックのLDACも合わせることで想像以上のサウンドです。
音の方向性としてはバランス型で今時のスッキリしたもの、解像度もLDACにより良好、音の分離感や広がりもありつつ、高域はキレが良く自然な鳴り、低域は曲全体を包み込む豊かさがありながらも「芯」が程よく感じられ、中域は厚みと臨場感のある空間がしっかりと表現できています。
ボーカルの音の減衰のきめ細かさには驚かされました。もちろん他の楽器の表現もかなりのクオリティですが、歌モノを気持ちよく聴けるというのは個人的に好感が持てます。
色々と試してみましたが、シネマティックなサントラが得意なのかなという印象です。
また、「SOUNDPEATS Capsule3 Pro+」にはゲームモードも搭載されているので、立体感のあるサウンドは音楽だけではなく、映像作品やゲームを楽しむ際にも良さそうです。
音ゲーはやはり厳しいですが、それ以外のジャンルにおいては問題ないレベルなので、場所を選ばず高音質な環境でコンテンツを楽しめます。
ドライバーのメリットは活かしつつも、派手さよりは聴きやすいサウンドデザインでまとめられているという感じですね。
ワイヤレス環境でのサウンドクオリティとしてはこれまでの機種に比べると大幅に進化したように思います。
ノイズキャンセリング機能について
「SOUNDPEATS Capsule3 Pro+」のノイズキャンセリング機能は最大-45dBと強力なだけではなく、周囲の雑音や装着状態、耳の形状に応じてノイズキャンセリング効果を自動調整する「Adaptive ANC」対応しています。
中域・高域に関してはそれなりに音が残りますが、低域がごっそりと削られるので、電車の音から街の雑踏の音までを効果的に除去してくれます。
クオリティは前作や「SOUNDPEATS Air4 Pro」と比べても明らかに少なくて、環境ごとの効きも鋭く、更にストレスのない使用感です。
大阪駅、梅田の地下街などを移動中も人の多さからは想像できないレベルの静かさになります。でも周囲の状況は分かる程度の音があるので安全面においても丁度いいと言った所でしょうか。
音楽を聴かない時でもノイズキャンセル機能だけを使うことが多い私としては非常に助かります。
ただ、風切り音には弱いので、そこは割り切って使う感じです。
外出時以外だと自宅でのブログ記事執筆の際に集中したい時、ゆっくりと本を読みたい時、考え事をする時にもよく使います。
静かに感じる自宅でもいざ使ってみると、低域が削られることでさらなる静寂を得られるので、是非ともお試しください。
もう私はノイズキャンセルがない生活には戻れないです。
専用アプリについて
専用アプリ「PeatsAudio」によりイヤホン本体よりも操作がしやすいだけではなく、アプリならではの細かい設定も以下の通り可能となります。
- 本体によるタッチセンサー操作のオン・オフ
- ノイズキャンセリング設定
- ファームウェアのアップデート
- マルチポイントのオン・オフ
- ゲームモードのオン・オフ
- カスタムキー設定
- イコライザー設定
- 問い合わせ・オンラインチャット
私は本体のタッチセンサーは使わないのでオフにしていて、すべての操作はアプリのみにしていますが今のところは使いやすくて快適です。
旧アプリ「SOUNDPEATS」との違いは特に感じられません。
イコライザー設定についてはまず左のプリセットを選ぶだけで気軽に設定できるものがあります。
色々と試すのも楽しいですが、「SOUNDPEATS クラシック」が一番聴きやすくておすすめです。
中央は手動によるカスタムイコライザーで、10バンドと結構本格的なものとなっています。
思ったよりも効きがあるので、DTMなどで耳が鍛えられている人は、是非ともこれで遊んで欲しいです。
右に関しては「アダプティブEQ」という機能で、聴覚テストにより最適な設定をしてくれます。
私は普段この設定を使っているのですが、自分の耳に最適化してくれているので聴きやすい感じで気に入ってます。
あと、気になる点として、アプリ自体の評価がかなり低い点が挙げられます。
Google Play版のレビューを見てみると、表示がおかしい、デバイスが繋がらない、ファームウェアの更新ができない、その他諸々とあるのですが、私のスマホに関しては今のところ特に問題なく、すべての機能が使えている状態です。
OSのバージョンや機種による相性なんかもあるのでしょうか。私は「motorola edge 40」、OSはAndroid 14で旧アプリである「SOUNDPEATS」も併用している状態です。
アプリによるサポートが大きな製品でもあるので、安定したバージョンのリリースを期待したいですね。
良かった点・気になった点・総合評価
良かった点
- MEMSドライバー+LDACによる圧倒的なサウンドクオリティ
- 適応型アクティブノイズキャンセリング
- スペックからは考えられないハイコストパフォーマンス
気になった点
- ワイヤレス充電には非対応
- 専用アプリが以前のものに比べてもあまり進化は感じられなかった
総合評価(95/100)点
正直なところ、気になる点については無理やり挙げた感じでして、この価格帯としては完全に頭一つ以上抜け出していて何も言うことがありません。
本当によくここまで仕上げてきたなと。高級イヤホンに迫るクオリティで素晴らしいです。
今後、これ以上のものが生み出せるのかが不安になるレベルですが、是非とも頑張っていただきたいですね。
終わりに
SOUNDPEATSにおけるハイエンド機種という位置付けに相応しい、現時点では最高傑作と言っても過言ではないイヤホンだと思います。
LDACとMEMSドライバーの組み合わせは想像以上にとんでもないサウンドで、久しぶりに音で感動することが出来ました。
13,880円という価格はこれまでのSOUNDPEATS製品に比べると少し高く感じますが、他の有名どころのメーカーであれば、もう1万円はプラスしないとこのスペックは実現不可能なので、充分にハイコストパフォーマンスモデルであると言えるでしょう。
興味のある方、そろそろ買い替え時期の方は是非とも検討してみてください。
それでは今回もお付き合い頂きましてありがとうございます。
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