アクセスして頂いた皆様へ

  • ブログ内全てのページにおいてアフィリエイトプラグラムによる広告収益を得ています。
  • DTMソフトウェア情報についてのご案内と免責事項などはこちらに記載しています。
  • 音楽素材のご利用規約についてはこちらから。利用前に必ずお読みください

DTMソフトウェア

【DTM初心者向け】楽曲制作のジャンルやスタイルでDAWの選び方が変わる?おすすめDAW5選の特徴を紹介!!

2020年2月24日




皆様お疲れ様です。AZU(@AZU0000)です。

DTMを始めるにあたってまず必要になるのがDAW(Digital Audio Workstation)です。

「初めてDTMするよ」って人にとってはどんなソフトが良いのか、一昔前に比べるとずいぶん価格も安くはなってきましたが、それでも数万円ほどの買い物になるので慎重になりますよね。

「DAWによって全然値段が違うけど、この価格の差って何なの?」と思う人もいるかと思います。

今回は数多くあるDAWの中で、DTM歴10年以上の私が個人的におすすめしたいソフトを5つ選ばせて頂きましたので、初めてのDAW選びの参考にして頂けたら幸いです。

PRO TOOLS

Windows、Macともに対応。

アメリカのAvid Technology(アビッドテクノロジー)社製です。

世界のレコーディングスタジオにおける最もポピュラーなDAWとして君臨する業界標準のDAWと言える存在です。

無料版の「Pro Tools | First」があるので、まずはそちらで試してから導入の判断が出来るのは良心的です。

一番の強みは、自宅で作ったプロジェクトファイルをそのままスタジオに持ち込んで作業を進める事が出来る点でしょう。

何せ業界標準のDAWなので、多くのスタジオで採用されています。

特徴は何と言ってもオーディオ録音と編集においてのクオリティで、他のDAWと一線を画するものとなっています。

以前はMIDI編集が少し弱いイメージでしたが、現在は機能面でも充実し、使えるソフトシンセも飛躍的に増えたたため、アレンジャーにも使いやすいDAWに進化しました。

サブスクリプション制度もあり、月24.92ドルからで、常に最新のバージョンのPRO TOOLSを利用することが出来ます。

永続ライセンス+1年間のアップデート&サポートと言う選択肢もありますので、自分に合った利用方法を選べるのは嬉しいですね。

世界中のスタジオ、サウンドプロダクション業界における標準となるものなので、将来、レコーディングスタジオで働きたい人にとって、必ず使えるようになっておくべきDAWです。



CUBASE

Windows、Macともに対応。

ドイツを拠点とするSTEINBERG(スタインバーグ)社製のDAWです。

現在はヤマハの傘下に加わっており、今後の開発、保守に関しても相当安定しているので、現時点でシェア率トップクラスのDAWと言えるでしょう。

Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅを手がけている中田ヤスタカ氏はCUBASEのみで制作を完結させているのは有名ですね。

UIも非常にクールでかっこいいだけではなく、色使いによって視覚的に見やすいので、制作に集中出来る環境として優れています。

個人的には視覚的、機能的に優れたMIDIエディターが魅力です。制作で一番お世話になるであろう部分なので、MIDIエディターが使いやすい事はとても大事です。

また、新たなMIDI企画であるMPE(MIDI Polyphonic Expression)コントローラーにも対応、自動的に検知するので最新のMIDIデバイスもストレスなく使えます。

古くからある老舗DAWですが、時代に合わせて常に進化を続けているので、今後も安心して使えそうですね。

コードアシスタント機能が秀逸なので、曲を量産したいクリエイター向けだと思います。

 



STUDIO ONE

Windows、Macともに対応。

アメリカのPreSonus(プリソーナス)社製のDAWです。

国内での販売はMI7 JAPANとなっています。

Cubaseの開発チームが制作したソフトなので、DAWの中では比較的新しいものではありますが、全体的にCubaseと近い雰囲気を持ったものとなっています。

特にここ数年、飛躍的にユーザーが増加しており、国内でのシェアはCubaseに次いで利用されています。

特徴は洗練されたUIにドラッグ&ドロップを操作をベースとした操作の分かりやすさ、現バージョンにおいてのCPU負荷がネイティブプラグインで最大70%、サードパーティ製プラグインで最大50%軽減され、今まで以上に制作に集中出来るようになっています。

なので、比較的ハイスペックでもないPCでも無茶をさせない程度であれば使えるので、メインPCの他に、ノートPCに入れて出先で制作するということも可能です。

また、アレンジ作業に便利な「アレンジトラック機能」は曲の構成を入れ替える際にいちいち全てのオーディオトラックをいじる事なく、ページ上部のクリップにて簡単にセクション単位で変更可能です。

ハーモニー編集、コード自動検出は自身の曲をマンネリさせない、DTMerにとって夢のような機能で、制作の引き出しを増やしてくれることでしょう。

作曲→ミックス→マスタリングのシームレスさも健在で、ミックスのデータが常にマスタリングに反映されるので、作業のスピード感が損なわれる事がありません。

とにかく作曲支援機能が非常に豊富で、個人的にDTMを始めたい人に最もおすすめしたい最強のDAWです。

 



FL STUDIO

Windows、Macともに対応。

ベルギーのImage-Line(イメージライン)社製のDAWです。言語はベルギーで使われているフランス語やオランダ語ではなく英語なので、日本人でも分かりやすいです。

ここまで紹介してきたDAWの中ではかなり個性的なUIと操作感で、他のDAWとは曲の組み立て方が根本的に違います。

MIDI編集はオーソドックスなピアノロールなのですが、「パターン」と呼ばれる最小単位のトラックを「プレイリスト」という曲全体を表示するタイムラインに貼り付けていく形になります。

こう書くとよく分からない感じなのですが、一度慣れてしまうと、曲の構成の入れ替えや音の差し替え、その他の音の足し引きなどにおいて非常に便利なシステムとなっています。

ループ系のトラックメイクが得意なDAWなので、EDMを中心としたダンスミュージック制作をするクリエイターに支持されて、海外のユーザー数はかなり多く、日本でもここ数年でシェアを伸ばしています。

ただ、EDM制作が得意と言われる事の多いFLですが、私のようにオーソドックスなポップスやロックを作る人もいると思うので、「FLって使いやすいな」と思ったのであれば、特に自身の制作するジャンルにこだわらないで選んでもOKです。

価格も他のDAWに比べて安価で、付属のソフトシンセも非常に即戦力、おまけに一度購入してしまうと「ライフタイムアップデート」という生涯無償で最新バージョンにアップデート可能な権利を得ることが出来ます。

少しクセのあるDAWですが、このUIを見てビビッときた人は是非とも試してみて欲しいです。

 



ACID PRO

Windowsのみ対応

ドイツのMAGIX(マジックス)社製のDAWです。

国内での販売はソースネクストとなっています。

元々はアメリカのSonic Foundry社が開発した「元祖ループシーケンサーソフト」なのですが、その後、Sony Creative Software社が引き継ぎ、現在はMAGIXが9年ぶりにバージョンアップを果たしました。

「ACID PRO8」からUIも一新され、見た目もクールに、視覚的にも見やすくなりました。

基本的な使い方は1小節~からの「ループ素材」をトラック上に並べて、切り貼りをして曲の形に仕上げていくというものです。

音楽理論がわからない人でもループ素材を貼り付けていくだけで、それっぽい感じに曲が出来るので、ちょっとしたクリエーター気分を味わえるものとなっています。

もちろん普通のDAWとしても使えるので、各種プラグインに対応、MIDI編集、オーディオ録音、ミックス、マスタリングまですべてACIDで完結出来ます。

特にループ処理に優れているので、ダンスミュージックなどのミックスや、ゲームのBGMでループ処理が必要なクリエーターに向いているのではないかと思います。

http://symphonical-rain.main.jp/?p=538



ジャンルによって選ぶDAWは変わる?

結論から申しますと「ジャンルによって」ではなく「操作感」や「DAW独自の機能」などで変わると言うのが私の考えです。

私の愛用する「FL STUDIO」はUIや付属するプラグインからEDMが得意なDAWのイメージが強いのですが、いざ使ってみると特にそんな事もなく、普通のポップロックも何ひとつ問題なく作れます。

いちばん大事なのは自分に合った操作性であって、それがマッチしているのであれば、どんなDAWを使っても大丈夫です。

各メーカーのトライアルバージョンを試したり、MIDIキーボードなどにバンドルされているライト版のDAWを色々と試してみて、その中で「あ、これが自分に一番合うな」と感じたものを購入するのがベターだと思います。



終わりに

他にも有名なDAWは数多くあるのですが、あまり選択肢を増やし過ぎてしまうと迷いが出てしまうので、個人的に抑えておくべきだと判断した5つのDAWに絞らせて頂きました。

私としてはやはり「STUDIO ONE」がオススメです。作曲支援機能が魅力ですし、シームレスなミックス~マスタリングもすごく便利そう。

割と本気で乗り換えを考えていたりします。

ちなみに無料DAWやプラグインの特集については以下のリンクにて書かせて頂いているので、興味のある方はぜひご覧ください

http://symphonical-rain.main.jp/?p=6143

http://symphonical-rain.main.jp/?p=4477

今後もこの記事を定期的にリライトして、皆様に出来る限り新しい情報をお伝えしたいと思います。

「OFUSE」からの投げ銭をお受けしております。

100円からご支援いただけます。よろしくお願い致します。

AZU Soundworksを応援する

■その他ご支援についてはこちらから

  • この記事を書いた人
アバター画像

AZU

ブロガー・DTMer。シンプルなモノ・コトが好き。ここでは無料のDTMソフトウェアをメインとした情報、自身で制作した音楽素材の提供などを行っています。

-DTMソフトウェア
-

Copyright© AZU Soundworks , 2024 All Rights Reserved.