Leseによる人気のフリープラグイン「Codec」が、待望のバージョン2.0としてリリースされました。
Codecは、従来のビットクラッシャーとは異なり、インターネット経由で聴く低ビットレートMP3のような、微細でリアルな音質劣化を再現する数少ないツールです。
今回のアップデートでは、オーディオの質感をより豊かに加工できる「Packet Disorder」「Noise」「Crunch」といった新機能が追加され、より表現力の高いローファイサウンドが可能になりました。
Codec v2.0の新機能
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Packet Disorder(パケット障害)
音の信号を意図的に乱し、不規則でグリッチ感のある質感を生み出します。 -
Noise(ノイズ)
コンプレッション前にカラーノイズを追加し、砕けたような粗さを演出。ノイズの色(周波数帯)を調整でき、パッドや背景音に適しています。 -
Crunch(クランチ)
歪みを加える機能。GUI上部のビジュアライザーにマウスを合わせることでパラメータを操作でき、視覚的にも楽しく音作りできます。
従来のビットクラッシャーとの違い
一般的なビットクラッシャーがビット深度やサンプルレートを下げることで音を荒くするのに対し、Codecは「ロスのある圧縮のアーティファクト(劣化)」をリアルに再現します。
特に90年代後半〜2000年代前半のインターネット黎明期の音質を意識したジャンル――ヴェイパーウェイヴ、ドリームコア、ノスタルジアコアなどとの相性は抜群です。
対応OSとプラグイン形式
対応OS | プラグイン形式 |
---|---|
Windows | VST3 / AAX |
macOS | VST3 / AU / AAX |
こんな人におすすめ
- ヴェイパーウェイヴ、ドリームコア、ノスタルジアコア系の音楽を制作している
- 現代的なローファイより、レトロなデジタル音に惹かれる
- 無料でも個性的なサウンド加工ができるプラグインを探している
ダウンロード
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