今回は非常に古いプラグイン「Delay Lama」の紹介です。
リリースは何と2002年!!まだまだ無料のVST黎明期で、今みたいに無料であることが信じられないレベルのものなんて数えるほどもない時代です。
しかも歌声合成シンセサイザー的なアプローチをこの頃からすでに行っているという時代を先取りしすぎたプラグインでもあります。
古い人間である私の世代だと誰でも知っているのですが、今の若い世代の方だと1周回って新しいと思うので取り上げさせていただきました。
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「Delay Lama」解説
こんな感じで歌うようなサウンドがユニークであり魅力です。
モノフォニックなのでリードプレイ的なアプローチが得意なのですが、ローからハイへとアップしていくサウンドは非常に気持がいいです。
ロー・ミッドくらいの音域では粘りのあるお坊さんコーラスなのですが、ハイトーンは一転して爽やかになるので、そこも活かしてフレーズを作ると面白いですよ。
スティーブ・ルカサーのアルバム「Ever Changing Times(2008)」の4曲目「Tell Me What You Want from Me」のイントロで使われていました。
使い方としては、実験音楽的なアプローチ以外にもこうしてきちんと商業作品に取り入れることができるクオリティを持っています。
サイズも4MBでPCへの負荷も気にするレベルではないので、是非とも導入して遊んでみてくださいね。
Windows、Mac対応、VSTをサポートしています。
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以下はリンク先の直訳となります
Delay Lamaは、ボーカルシンセシスとリアルタイムアニメーション3Dインターフェースの両方を提供する初めてのVSTインストゥルメントです。
その先進的なモノフォニック・ボーカル・シンセシス・エンジンにより、あなたのコンピューターはまるで東洋の僧侶のように、リアルタイムで高解像度の母音コントロールが可能です。
さらに、プラグインウィンドウには、歌う僧侶の3Dアニメーションが表示され、あなたの入力に直接反応します!
さらに、Delay Lamaはシンプルながら効果的なステレオ・ディレイを内蔵しています。
このインストゥルメントはMIDIキーボードでコントロールでき、その場合ピッチベンダーは母音マニピュレーターとして機能し、内蔵のXYコントローラーではピッチと母音の両方を同時にコントロールできます。
その他のコントロールには、ポルタメントのスピードとディレイ信号のレベルが含まれます。
すべてのパラメーターはMIDI経由でコントロール可能で、入力されるイベントはすべてサンプル精度で処理されます。