Toybox Audioが提供する「Thump One」は、グリッチ感のある音作りと高い柔軟性を兼ね備えた無料のソフトウェアシンセサイザーです。ウェーブテーブル・エンジンとマルチセグメント・エンベロープにより、直感的な操作で多彩なサウンドメイキングが可能になります。
Thump Oneは、パワフルなキックドラムやクラブ向けの迫力あるベース、高揚感のあるリードサウンドなど、エレクトロニック・ミュージックにおける重要な要素をしっかりとカバーしています。
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2つのレイヤーエンジンで広がる音作りの可能性
Thump Oneには「Kick」と「Layer」の2つの独立したサウンドエンジンが搭載されています。
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Kickエンジンでは、優れた音質のウェーブテーブル・オシレーターを用いて、アナログキックのクリーンなサウンドや加工済みのサンプルを再現します。また、高品質なサチュレーション(飽和)回路やフィルター、さらにスピーカーのコーンが破れたようなノイズを加える「Buzz」機能も備えています。
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Layerエンジンは、Roland JP-8000で有名な「Supersaw」オシレーターを忠実に再現しています。オシレーターは複数の動作モードを備え、クロスモジュレーションによるノイズ感やレトロな質感、ファジーな質感を加えることも可能です。
これらのエンジンは独立して動作するため、音の重ね方や演出に自由度があり、実験的な音作りにも適しています。
動作環境・対応フォーマット
対応OS | 対応プラグイン形式 |
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Windows / macOS | VST3 / AU |
※iOS版(iPhone・iPad向け)は有料(3.99ドル)で提供されています。
まとめ:無料ながら本格的なシンセ音源を探しているなら必見
Thump Oneは、音作りにこだわりたいクリエイターにとって、非常に魅力的な選択肢です。無料でありながらプロフェッショナルな機能を備え、直感的なインターフェースと豊富なモジュレーションオプションにより、初めての方でもすぐに使いこなすことができるでしょう。
特にエレクトロ、グリッチ、IDM、テクノといったジャンルを制作している方には、ぜひ試していただきたいシンセサイザーです。
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