皆様お疲れ様です。AZU(@AZU0000)です。
DTMだけではなく音楽制作に必要な楽器で一番最初に思い浮かべる楽器と言えばピアノではないでしょうか。
楽曲制作のツールにおいて黄金時代である現在は、ピアノのフリー音源をネット上を検索するとかなりの数になるのですが、その中からクオリティの高いものを見つけるというのもなかなかに骨が折れてしまいます。
ここではその音源の大海の中からある程度厳選したものを紹介させていただきます。
Piano One
ヤマハのコンサートグランドピアノ、C7をモデリングした音源です。
無料で使えるのはC7の音色のみですが、前バージョン以上にクオリティの高いサウンドに仕上がっています。
基本的にはタイトなサウンドですが、音作りの幅も広く、様々なジャンルに使えること間違いなしです。
その他のモデリングに関しては課金制となっています。
Keyzone Classic
Steinway、Yamaha、Rhodesなどのサウンドをフリーとは到底思えないレベルでエミュレートしています。
外部エフェクトを頼らずに単独でこのレベルの音を作れるのは本当にすごいです。
最優先で入手しておくべき音源と言えるでしょう。
Upright Piano
アップライトピアノの音源ですが、これもかなりのクオリティです。
ピアノ自体のサンプリングクオリティが高いので、リバーブを上手く調整すると、グランドピアノばりの響きを出してくれます。
また、その他内蔵のエフェクトを使うことで、エレピやオルガン的なサウンドメイクも可能です。
GLASS PIANO
伝説の作曲家、フィリップグラスの愛用していたピアノをサンプリングした音源とのことです。
アカデミー賞にノミネートされた作品を含めた多くの作品はこのピアノから生まれたということで、その恩恵に預かれるというのは非常に素晴らしいですね。
繊細でありながら温かみを感じるサウンドが魅力です。
Sweetcase Vintage Electric Piano
これはアコースティックなピアノではありませんが、あまりにも良い音だったのでこちらで紹介します。
サンプリングベースで音色は1つのみですが、フリーのエレクトリックピアノの最高峰と言える音源です。
ステレオ感も良い感じで、明るくスイートなサウンドはお洒落なポップスやジャズ、メロウなバラードに最適です。
D Piano-A
1.3MBと非常に軽量、CPU負荷もほとんどかからない軽いピアノ音源です。
スペックに自信のないPCでも割としっかり頑張ってくれます。
その軽さゆえ、リアルさは他の音源に遅れを取りますが、サウンド自体のクオリティはなかなか悪くないので、ジャンルによってはメインで使える事もあるかと思います。
D Piano-E
こちらも1.4MBと非常に軽量。
リアルさについては何とも言えませんが、音色自体は80年代のシンセサウンドを思わせてくれるので、個人的には気に入ってたりします。
音の存在感もそれなりにあるので、ポップスのバックトラックには良さそうです。
4Front Piano
アップライトピアノをエミュレートしたものですが、サンプルのみではなく合成音源とミックスされたものとなっています。
クリアで響きの良いサウンドが特徴ですが、パラメーターなどは一切ありませんので、音色は1つだけです。
少しのリバーブとディレイを掛けてあげると中々に良い感じの音が出ます。
古いソフトではありますが、64ビットにも対応しているので現在も問題なく使えます。
Resonance
短く弾いたアタック感のあるアコースティックピアノのサンプルと、それとは別にピアノの胴鳴りの部分の物理モデルを組み合わせることによって、立ち上がりが鋭く、それでいてしっかりと鳴っているピアノサウンドを実現させたものとなっています。
速いアルペジオやフレーズが明るくきれいに引き立つ音が特徴です。
MonasteryGrand
MeldaProductionのMSoundFactory Player(無料)用ピアノ音源です。
容量が3GBとフリーの中ではトップクラスのサンプル数なので非常にリアルで豊かなサウンドです。
3つのマイク、トーンや広がり、ピアノ自体の鳴りや空気感のエディットによる音作りの幅が広いのもポイントです。
Tuxedo
タキシードの名前通り、非常に上品で優雅な響きのあるピアノサウンドが特徴です。
基本的なADSRやリバーブ、そのリバーブの響き方などをエディット出来るので、曲のイメージに合ったサウンドを作りやすいのではないかと思います。
無料の音源としてはかなりのレベルですね。
Grand Piano
Yamaha C5 6'7" グランドピアノからサンプリングされた音源です。
基本的なサウンドはキラキラし過ぎない落ち着いたものではありますが、ADSRと内蔵エフェクトで大きく変化を加えることが出来るので、これ一つでさまざまな制作に使えそうです。
終わりに
クオリティの高い、スタンダードなサウンドの出せるものを選んでみました。
個人的には「Piano One」、「MonasteryGrand」、「Tuxedo」、「Sweetcase Vintage Electric Piano」あたりを選べば間違いはないかと思います。
楽曲制作に置いて必要不可欠なピアノですが、フリーで手に入る音源のクオリティがここ数年で大幅にアップしました。
もちろん有償のピアノ音源は安価でもこれ以上に凄まじいものが多いのも事実ですが、まずはフリー音源で、その後さらに楽曲のクオリティを上げたいという欲が出た時に「Ivory」などの有名なソフトに手を出してみてはいかがでしょうか。
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