Facebook…今や日本国内において一番手、二番手と言われるSNSです。
日常での出来事や感じたこと、伝えたいことを書き込んだり、家族や仲間との交流の様子を画像や動画でアップしたりと、本当に数多くの人が利用しています。
そんなFacebookですが、最近デンマークの幸福研究協会という所が発表した調査結果によると、Facebookを一週間利用しなかった人の方がそうでない人よりも幸福感を感じる傾向があるとのことです。
■幸せな人生望むならフェイスブックやめるべき、デンマーク調査(AFP)
調査開始から1週間後、フェイスブックの使用を中断したグループからは、日々の生活がより充実したものとなったとの声が聞かれ、88%が自分は「幸せ」と回答。一方、フェイスブックの使用を続けたグループでは同81%だった。
その他の項目においてもFacebookを中断した人の方が幸福感があり、不満の度合いも減っているようです。
利用者の生活に彩りを与えるはずのSNSですが、こうした結果が出ている原因は一体どこから発生しているのでしょうか。
まずは自分のFacebookを見てみたよ
と言うことでまずは自分の投稿を見てみる。
・他サイトの気になる記事のリンクを貼って一言書いただけのもの(これが一番多い)
・どこかに出かけた時の写真と一言(結構多い)
・外食した時の料理の写真(それなりにある)
・音楽に関するちょっとした事(少ない)
上記の4つがメインですね。
私は一応音楽なんぞをやっているのですが、こちらではその話題に触れてもほとんど反応がなかったので、日常の事がメインになっています。
「いいね!」やコメントを狙って長文とかを書くことなんかまず無いので面白くもないし、友達の数の割に交流もほとんどありません。
私もほとんど他の人の投稿に目を通さない&交流しなかったので当然です。
これならTwitterで事足りてしまうので、私の投稿は8月で止まってしまいました。
まあ、頑張ってはみましたが私には向いていなかったということですね。
SNSに疲れてしまっていませんか?
オフライン…対面で人と接するのとは違い、オンラインはネット回線さえ繋がっていれば時と場所を選ばずに他者とのコミュニケーションを取る事が出来ます。
非常に便利なのですが、それが逆に利用する人を疲れさせてしまっている原因になってはいないでしょうか。
他者にいいなと思われたい為に身の回りの出来事をかなり誇張して投稿したり、そのために必死にネタを考えたり…心当たりはありませんか?私は一時期ですがありました。
投稿のネタの為に車で一時間のパン屋さんに行く…ある種の狂気を感じてしまいます。
「最近ネタ切れで、イイね!不足な私のFacebookの為に、車で一時間かけて話題のパン屋さんに…」ひぇぇぇ!なんて文言。 pic.twitter.com/lyep26pNCT
— グラノーラ (@guranora49) 2014年4月8日
単に数人で集まって食事をしたりお酒を飲む機会があったとして、それをさも「人生を思い切りエンジョイしている」ように表現してみたり、それが本当に心から楽しくてやっている人であれば問題ありませんが、SNSへの投稿の為に無理してやっているのであれば、最後に待っているのは「SNS疲れ」です。
隣の芝生は青く見える…が
毎日が充実している所謂「リア充」な人の投稿を見ていると、羨ましくもあり、妬ましく思う時もあると思います。
でもそれが本当に楽しいものであるとは限らないという可能性もあるのです。
「SNS疲れ」と話は前後してしまいますが、こういった人達はSNSでの投稿ではなるべく自分の「良い面ばかり」を見せたいという人がほとんどではないでしょうか。
わざわざ自分のダメなところとか惨めなところを赤裸々に公開するマゾな人の割合はかなり少ないと思います。
人間関係というのは隣に住んでいる人でもなかなか生活の実態というのは見えにくいものです。
ましてやネット上の、何処に住んでいるのかもはっきりとわからない人達の生活事情なんてまず見えません。
楽しそうな投稿や写真の向こうでは、少しでも充実している感を出すために必死になって写真を撮ったりネタを探しているのかも知れませんよ。
まあ、あまり他人の投稿は気にしないのが一番です。
別に誰かの投稿した内容を見なくてはいけないというルールがあるわけじゃないですから。
そんなことでイライラしてたらその時間がもったいないです。
SNSとの距離感を考える
ストレスが溜まるだけならSNSなんてやめてしまうのが一番の解決策ではありますが、完全に断ち切るのは気が引けると言う人はまず「SNSやネットとの距離感」を考えてみてください。
SNSにべったり貼りついていませんか?スマホに専用アプリを入れて頻繁にチェックしてませんか?
まずは専用アプリを削除してみてください。そして「ログインは一日に一回、短時間利用」を心掛けましょう。コメントがついた場合も別に無理して返信する必要はありません。
そのまま放置でもいいし、気が向いた時にでも返信すればいいのです。
タイムラインの投稿も無理して追わなくてもいいんです。
そして気分が乗らない時はログインすらしなくてもOKです。
とにかくSNSを使うことによってストレスが溜まる状況を作らないことが大事です。
SNSが苦痛に感じないように自分で管理しましょう。
複数のSNSを利用しない
SNSはFacebook以外にもたくさんあります。それぞれに特色があるので難しいかもしれませんが、「利用するSNSはひとつ」にしておきましょう。
複数のSNSをチェックするだけでも結構な時間が必要となります。そして管理するのも手間がかかります。
休日にたくさんのSNSに貼りついていつの間にか一日が終わってしまうのはとても悲しいことです。
まずはSNSをひとつに絞り込んでみてください。
オフラインを充実させる
これは別にリア充になれと言っているわけではありません。
単純に自分の好きなこと、趣味でも何でもいいです。一人で本を読むことでものんびり散歩することでも。
一日中ネットで遊ぶにしても、SNSを利用しないというルールを設けてからにしておきましょう。
もちろん一日中ダラダラとソーシャルゲームをするのもいいのではないでしょうか。
SNSでストレスを抱えるよりはずっと精神衛生上いいと思います。
外出先で写真を撮った際にも、どうしてもアップしたい、伝えたいことがあるという時以外は無理してSNSに投稿する必要もありません。
思い出は自分と近しい人達だけで共有すれば十分だからです。
現在の私のスタイル
SNSの利用状況は以下の様な感じです。
Twitter:現在はこれがメイン
Facebook:アカウントは残してるが放置
mixi:過疎化してしまったので放置
自分の宣伝、投稿、コミュニケーションについても一番バランスが良かったので現在はTwitterをメインに利用しています。
スマートフォンもTwitter以外の専用アプリは削除済みです。
そして複数のSNSに重複した内容を投稿するのもあまり意味を感じなかったので他のものは放置しています。SNSを連携させるのもあまり好きではないのでやっていません。
Twitter以外はメッセージが来た時に対応する程度になっているのですが、そろそろmixiはもういいかなと思っています。
自分の伝えたいことや書きたいことがあれば、ブログである程度掘り下げた内容で書くことにしています。
ブログは自身の勉強の意味もあるので、ある程度の義務感を持って書いているのですが、今の所はとても楽しいので無理矢理続けている感じではありません。
アクセスが増えてきたら嬉しいし楽しいので。
SNSはTwitterのみ、メインの場所をウェブサイトやブログにしてからはとてもネット上の活動が楽しくなりました。
SNSは使いよう
Facebookを使わないほうが幸せとありますが、これは少し違うのではないかと思います。
SNSと言うのは「ただのツール」です。なので不満があるのだとすれば、それを使う人自身の問題であってSNS自体が悪というわけではありません。
ノーベルの創りだしたダイナマイトは建設業、鉱山業に計り知れない恩恵をもたらしましたが、それと同時に殺戮のための兵器のひとつとしても利用されました。
なのでツールというのは人次第でどのような形にも変化するのです。
自分に合う合わないということはあったとしても、ツールそのものは悪ではありません。
何でも使いようということですね。
終わりに
なんだかよく分からない内容になってしまいましたが、現在SNSでイライラしている人は一度使い方を見直してみてはいかがでしょうか。
必要以上にSNSに貼り付いていないか、他人の投稿にいちいち過剰に反応していないか、自分をよく見せるために必死になっていないか、一度チェックしてみてください。
すべてに当てはまっている人はSNS疲れ予備軍、もしくはすでに疲れてしまっているはずです。
まずは丸一日SNSにログインしないところから始めてみてください。
少しずつ距離をおき、最終的には気の向いた時以外はログインしないところまでいければストレスもかなり解消されると思います。
本当はすっぱりやめてしまうのが一番楽なのですが、関係を持っておきたいネット上の友人、知人もいると思いますので。
スマホの専用アプリを削除するだけでも結構効果があります。
これで私はスマホでFacebookは全く見なくなりました。
せっかくの人生、自分の時間です。出来るだけ有意義に楽しく使えるようにしていきたいものですね。