アマゾンが中国企業を大量に締め出ししているみたいで、事業者数は約5万店舗にのぼるとのことです。
ここ数年は検索結果のトップが多くの中華製品で埋め尽くされている同社ですが、今回の処置についてはある程度の「本気さ」が伝わってくるように感じました。
アカウント閉鎖の理由は「業者の不正なレビューによる規約違反」なのですが、アマゾンで中華製品を購入した人であれば少し心当たりがあるのではないかと思います。
ガジェットを始め、多くのジャンルの製品で勢力を強めてきた中華系メーカーも、売上や評価のための手段を選ばないグレーな手口が通じなくなってきたと言うことでしょうか。
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閉鎖された主なブランド
私が調べた限りなので何とも言えませんが、閉鎖されたブランドは以下のものでした。
- Aukey
- Apeman
- Mpow
- RAVPower
- Smugdesk
- Taotronics
- VAVA
すべてアマゾンでよく見かける名前ばかりで、実際にAukeyやTaotronics、VIVAの製品などは人気のあるブランドであるにも関わらず温情なしで垢バンです。
不正なレビューとは
製品購入者に向けてお金や商品、割引のクーポンなどを渡す、もしくは製品自体を無料で渡す代わりに、アマゾン内で★5の評価とレビューテキストを書かせる「偽レビュー」や「サクラレビュー」、「やらせレビュー」のことです。
購入の基準となるのはやはりレビューによる評価で、全体平均が★5に近ければそれだけ買ってくれる人が増えることから不正な手段で高評価なレビューを集めて来たということになります。
これでは本来の評価システムが破綻してしまい、アマゾン自体の信頼も低下してしまいます。
と言うか、私個人としてはすでにレビューへの信頼度はかなり低いです。
かなりのグレーゾーンな手段でここまで勢力を伸ばしてきたのがこれまでの中国企業だったのですが、ここで大きな一撃を食らってしまったと言うことですね。
閉鎖によるペナルティは結構エグい
アカウントが閉鎖されると売上金は凍結、倉庫内の商品も出荷できなくなり、アマゾンでの売上が大きな柱となっている企業だと、突如として商売が立ち行かなくなってしまいます。
今回の件で経営に結構なダメージを負った所も数多くあるのではないかと思われます。
まあ、悪いことをしていたのですから仕方ないですね。
中国企業の製品のクオリティ
昔は本当に安かろう悪かろうでしたが、ここ数年は本当にコスパの良いものが増えてきました。
私はブログでのレビュー記事執筆でメーカーやECサイトから製品を受け取ったり、たまに自分で購入していますが、8割以上のものはお値段以上のクオリティがあると言った印象です。
もちろん、あからさまに怪しいものを買えば「中華の闇」レベルのものを掴まされることもありますが、有名ドコロのものであればハズレはほぼありません。
買ってよかった中華製品を3つほど紹介しておきますね。
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今後の販路&求められること
アマゾンを失うのはかなり痛手ではありますが、海外だとeBay、Wish、Shopee、AliExpressなどもありますし、日本だとアマゾンほどの販売力は無いかもしれませんが、楽天やYahooショッピングもあるので、戦えなくなったわけではありません。
また、コロナ禍において急速に進められている自社ECサイトも販路としては非常に重要な場所となっていくのではないでしょうか。
ただ、どの場所で商売をするにしても、今後はなりふり構わず「お金さえ儲かればOK」という手段を選ばないグレーなやり方ではなく、他のまともな企業と同じく製品の良さや魅力をしっかりと伝えるマーケティングやしっかりとしたサポートなどで勝負していかないと、また同じ轍を踏むことになりそうです。
終わりに
という事でアマゾンから中国企業に向けての制裁があったのですが、まだまだ中華製品の勢いは衰えることなくサイト内の検索結果はまだまだ中華製品で溢れかえっています。
未だに偽物ロレックスを始めとした違法なものを当たり前に販売している中国の業者もいますし、そちらの対応も必要なんじゃないかなと思います。
そう言えば有名な中国系のブランドと言えば、「Anker」や「SoundPeats」なんかもそうですが、特に不正は無かったという感じなんですかね。
これでしばらくはアマゾン内での両ブランドの勢力はますます強くなってきそうです。
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