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イヤホン・ヘッドホン レビュー

今の時代に必要な機能が揃ったコスパ抜群の完全ワイヤレスイヤホン「QCY ArcBuds HT07」レビュー!ANC・ENC搭載、10mmダイナミックドライバーによるパワフルなサウンドが魅力

2023年8月22日




今回はQCYさんから提供いただいた完全ワイヤレスイヤホン「ArcBuds HT07」のレビュー記事です。

初めて扱うメーカーさんなので少し調べてみたところ、2009年に中国で創立、ワイヤレスイヤホン・ヘッドホンをメインに製造しているとのことです。

QCYのQはQuality、CはCreative、YはYouthの頭文字を取ったもので「良いものをみんなのために作りますよ」という感じなのでしょうか。

タイトルの通り、ANC・ENCによる快適なリスニングと通話環境、10mmダイナミックドライバーによるパワフルなサウンドが特徴なのですが、価格はこの記事を書いている時点で6,250円とコストパフォーマンスはかなり良好です。

レビュー記事作成にあたり、約2週間ほどの使用期間を設けています。

興味のある方は是非最後までご覧いただいて、購入を検討してみてくださいね。

記事について

この記事はメーカからの依頼で製品提供を受けて制作しています。

商品リンクからの購入で当ブログへの収益が発生します。

パッケージ内容・イヤホン・ケース外観など

内容は「ArcBuds HT07」本体、ケース、USB-Cケーブル、イヤーピース3サイズ(Mサイズは本体装着済み)、マニュアルです。

 

イヤホン本体のデザインはロゴがある以外はオールブラックな極めてシンプルな外観です。

メーカーロゴがなかったらダイソーや3COINSで売ってそうなイヤホンと質感はあまり変わりません。音は全然違いますが・・・

ロゴあたりがセンサーボタンになっていて、ここを何回押すかなどで操作を行うことも出来ますが、後述の専用アプリでも同じ操作が可能となっています。

防水性能はIPX5で、日常生活防水レベル+くらいでしょうか。雨の中くらいなら全然問題ありませんし、水の中に入ってもすぐに取り出せば簡単には壊れません。

 

ケースも極めてシンプル。

上蓋にイヤホンと同じデザインのQCYロゴがあるくらいです。

そしてサイズも縦4センチ、横6センチ、奥行き2.2センチとかなりコンパクトです。

ちなみに再生可能時間はイヤホン本体のみで約8時間、ケースが約24時間分充電可能、合わせて32時間使えるという感じです。

 

蓋を開けるとこんな感じで収まっています。マグネットの強さも程よい感じで取り出しやすさもグッドです。

 

で、個人的に気になるのがUSBコネクタがここにあるという点でしょうか。

USB-Cなのは素晴らしいのですが・・・

 

ケーブルを指すと充電中はこんな感じになってしまい、どうにも収まりが悪く置きにくいです。

底の部分にコネクターがあれば良かったのですが・・・正直、この点以外はそこまで気になる点がない製品だっただけに惜しいです。

 

装着感について

イヤホン自体が非常に軽いので、きちんと耳に入れると自重で外れてしまうようなこともありません。極めて快適です。

私は週に3日ですがランニングをするので、その際にArcBudsを着けて走っていましたが、特に外れる・外れそうということもなく非常に安定した装着感でした。

その他の外出時も階段での移動も含めて身体を大きく揺らすような動きがそれなりにありましたが、そちらに関しても全く問題ありません。

メタルミュージシャン並みのヘッドバンキングでも全く外れる気配はなかったので、イヤーピースのサイズ感さえ間違えなければポロポロと外れるようなことはないでしょう。

 

音について

ここでは後述する専用アプリ補正無しのデフォルトの音のレビューとなります。

コーデックはSBCとAACに対応しており、今回はもちろん高音質なAACにてチェックをしています。

Bluetooth5.2により音切れがしにくいので、大規模な人混みの中でも比較的快適なリスニングが楽しめます。

サウンドの特徴としては、中華製のイヤホンによくあるドンシャリではなく、バランスの取れた中低域にガッツのあるパワフルなサウンドと言った感じです。

解像度は「LDAC」に比べればクリアさに欠けるように思いますが、必要十分なクオリティは確保されています。

それぞれの音に芯と重さが感じられ、質感の良さと粘りのある低域が非常に魅力的です。

重厚なシネマティックサウンドを楽しめる、個性のあるサウンドに仕上げられています。

ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能について

左右で合計6個のマイクにより低域をカットして周囲のノイズを打ち消してくれるのですが、この価格帯としてはなかなかの効果があります。

自室内だとエアコンなどの音はほぼ完全に聞こえませんし、外出時も雑踏のほとんどは軽い感じになります。

また、ANC使用時も再生している音楽などの音質には影響はありません。周囲の音が小さくなる分、再生音量を抑えることができるので耳への負担も軽くなります。

私は普段からブログを書いたり読書の際には集中したいので、こうしたイヤホンを付けることが多いのですが、その役割も十分に果たしてくれそうです。

 

通話品質・外音取り込み機能について

こちらもANC・ENCともに機能しているので快適な通話が楽しめます。

通常の通話回線とLINEでの通話の両方で試してみましたが、どちらが良い悪いというのは特に感じませんでした。

装着感も良いので、長時間の通話やテレワークなどでも重宝しそうです。

とは言え、ものすごい強風や都心の雑踏の中では通話の快適性が損なわれてしまうこともあると思うので、過信は禁物です。

通話の際はできるだけ良い環境で行える場所に移動するのがベターです。

外音取り込みモードも優秀で、まるでイヤホンを着けていないかと思わせてくれるレベルでバッチリ周りの音が聞こえます。

買い物の際のレジでのやり取り、音が聞こえないことが原因の事故などの防止にも繋がります。

最近は何かと物騒なので、ANCと外音取り込みモードをうまく使い分けていきましょう。

 

ゲームモード(低遅延モード)について

ワイヤレスイヤホン特有の遅延を軽減させる機能で、ゲームの映像と音のズレを解消する機能です。

この価格でゲームモードがあるのは驚きで、判定のシビアな音ゲー以外のジャンルであれば快適に遊べるのではないかと思います。

音ゲーの場合はアプリ側でもシビアに設定すればスピーカーや有線イヤホンに「近い」レベルまで持っていけますが、イヤホンを使わない時はいちいち設定を戻さないといけなくなるので不便ですよね。

いつの日にか、接続するだけでどんなゲームも違和感なく遊べるイヤホンが出てきてくれることに期待しています。

 

専用アプリについて

もちろんイヤホン単体でも使えますが、より便利に、より細かく設定可能な専用アプリに対応しています。

ファームウエアのアップデートやANCのオンオフ、イコライザーの設定、イヤホン本体のコンフィグなどの機能が集約されています。

ユーザー登録は必要になりますが、メールアドレスが必要なくらいでそこまで面倒な作業ではありませんでした。

操作も分かりやすくて、ANCの環境によるプリセットや効果の強弱なども細かく設定できるので導入は必須です。

イコライザーは個人的にはデフォルトのままで十分です。知識がある人はカスタムイコライザーで好きなセッテイングにして楽しむのも良いと思います。

プリセットで選ぶ場合は、低音を抑えたい時はポップやソフト、低温を前に出したい時はベースかロック、それ以外はデフォルト、常にパワフルな音で聴きたい時はロックで固定も良いですね。

 

手持ちのイヤホンとの比較

現在メインで使っている「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」との比較も書いていきます。

こちらはSOUNDPEATSさんから提供いただいたものですが、機能・音質ともにお気に入りなのでEDCとして使っています。

性能に関してはArcBudsと大きな違いはありませんが、SOUNDPEATS Capsule3 Proはハイレゾオーディオコーデック「LDAC」に対応しています。

 

ケースに関してはArcBudsの方が一回り小さいです。

手のひらサイズに収まるSOUNDPEATS Capsule3 Proが大きいというわけではなく、ArcBudsが小さくまとめてきているという感じですね。

双方ともに手に馴染むサイズ感ですが、EDCとしてはArcBudsの方が収納スペースを確保しやすいです。

ただ、SOUNDPEATS Capsule3 Proの稼働時間は本体・ケース合わせて52時間と大きさの分ArcBudsを大幅に上回っています。

デザインに関してもSOUNDPEATS Capsule3 Proの方が全体的に凝っています。

 

USBコネクタの場所に関してはSOUNDPEATS Capsule3 Proの方が充電中に置きやすい場所にありますね。

コネクタ周りもゴールドのパーツが使われていたりと、デザインのコスト差が出ています。

 

本体はこんな感じで、やはりSOUNDPEATS Capsule3 Proは何かと凝っています。

センサーの反応も個人的にはSOUNDPEATS Capsule3 Proの方が感度が良くて、操作性は一枚上手です。

装着の安定性は差を感じません。両方ともに非常に安定感があります。

 

音に関しては聴き比べるとLDAC対応のSOUNDPEATS Capsule3 Proはクリアさが際立っています。

ArcBudsの音が悪いということは全くありませんが、それでも音の分離感や広がり、輪郭などの解像度には明確な差があります。

販売価格ではSOUNDPEATS Capsule3 Proの方が2,000円ほど高いので、この部分でのコスト差が出ているのでしょう。

ただ、個人的な音の好みとしてはArcBudsの方が好きだったりします。

SOUNDPEATS Capsule3 Proでは少しギラつく高域がArcBudsでは耳が疲れない程度に抑えられているし、中低域のパワー感は音楽的な個性を感じさせられました。

あくまで好みの問題なので優劣は付けられませんが、LDACのクリアさはやはり凄いものであるし、ArcBudsの音の個性もオーディオ好きとしては見逃せません。

 

良かった点・気になった点・総合評価

良かった点

  • ANC搭載の完全ワイヤレスイヤホンとしては他にはない破格のコストパフォーマンス
  • 解像度、バランスで一定のクオリティ維持しながらもパワーのある個性的なサウンド
  • 軽くてしっかりしたホールド感が運動の際にも快適な装着性を実現
  • 使いやすいアプリで音や操作について細やかに設定が可能

 

気になった点

  • 本体、ケースともにデザインが少しチープである
  • ケースのUSBコネクタの位置

 

総合評価(80/100)点

ANC搭載の完全ワイヤレスイヤホンとしてはとんでもなく安く、それでいてサウンドも一定のクオリティを保ちながらも個性を持たせている点は素晴らしいです。

ハイレゾコーデックであるLDACと比べるとAACではどうしても差が出てしまいますが、価格帯としてのクオリティは十分以上。

アプリも良いし相当楽しめるイヤホンですが、USBコネクタの位置については改善の余地ありだと思います。

あと、イヤホン本体は多少チープでも良いのですが、ケースの方も耐久性に関しては少し心許ない。

長く愛用したい人はある程度丁寧に扱うことをおすすめします。100均とかでも良いのでクッション性のある小物ケースなんかを買って、それに入れてからバッグに入れるなどの工夫をすると良いかもですね。

当ブログでは他にもさまざまなイヤホン・ヘッドホンのレビュー記事を書いています。

お気に入りの一品との出会いがあれば幸いです。

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AZU

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