以前当ブログでも取り上げていたブラウザベースのDAW「Amped Studio」が正式にリリースされたようです。
特徴としてはソフトウェアではなくブラウザ上で動作するDAWなので、アカウントを作れば面倒なインストール作業も不要となっています。
もちろん通常のDAW同様にオーディオインターフェースやMIDIキーボードなども使用可能です。
ネイティブプラグインとして音源、エフェクトの他にオーディオサンプルやMIDIも備えられており、すぐに制作を始められるのも魅力ですね。
そしてAIによる音楽生成も可能で、制作のベース作りやアイデア出しにも使えそうです。
無料でも利用可能ですが、より機能が強化されたサブスクリプションプランがあります。
比較表を日本語化してみたのですが、小規模な制作やアイデア出し程度であれば無料プランでも使えそうですね。
有料プランに関しては日本円で月額大体700円、年額まとめ払いで7,000円ほどとなっているのですが、価格に対する価値は人によるとしか言えないですね。
ブラウザベースというのは余計なソフトをインストールする必要がないという利点はありますが、ネット接続がないと使えないということでもあります。
また、この手のDAWは複数人でプロジェクトを共有することに意味があると思うのですが、共有するためにはサブスクリプションへの加入が必要となります。
AIについてもアイデア出しの機能としては良いのですが、AIのみで作った楽曲は当然ながら著作権を所有することは出来ないでしょうし、商用利用なども難しいかも知れません。
以下に日本語訳したQ&Aの項目を掲載します。
●AIが生成した音楽はオリジナルとみなされますか?
AI アシスタントを使用すると、サウンド ライブラリ データベースから抽出されたオーディオが結果として得られるため、実際には、アシスタントがサウンドと構造を提案してくれる独自のインテリジェント サウンド ライブラリを持っているようなものです。
最終的には、それをクリエイティブにオリジナルなものにするのはユーザー次第です。
●AIが生成した音楽は商用利用できますか?
AI によって生成された音楽の使用権は異なる場合があります。AI 音楽プラットフォームの利用規約を確認して、商用利用の権利を理解することが重要です。
まあ、こんな感じなので、あくまでアイデア出しや、生成した曲に手を加える事ができる人であれば戦力になるのかな、と。
維持費もそれなりにかかるので、セカンドDAWとしても立ち位置が微妙ではありますが、教育機関では非常に便利なサービスであるかなとは思います。
導入が容易で講師、生徒が同じシステムを共有するので、お互いのやり取りが簡単に行なえますし、DAW自体のメンテナンスや更新などは運営が行うので、制作に集中できるというメリットは非常に大きいと言えるでしょう。
ブラウザベースでPCを圧迫することもないので、まずは気楽に試してみて、自身に合いそうであれば有料プランも検討してみるのも良いですね。
-
-
【特集】全部タダでOK!!無料で使えるおすすめDTM作曲ソフトで音楽制作システムを構築してみよう
皆様お疲れ様です。AZU Soundworks管理人のAZU(@AZU0000)です。 人類総クリエーターの時代に突入し、一昔前は何かとお金がかかるDTM(デスクトップミュージック)も相当に低コスト化 ...
続きを見る
動画
「Amped Studio」は以下のリンクから
【特集】音楽制作の中心となる重要な存在!!無料で使えるハイクオリティなDAWまとめ
【無料】往年の名機をエミュレートした無料で使えるソフトシンセまとめ