皆様お疲れ様です。AZU(@AZU0000)です。
ここ数年でAIテクノロジーの進歩が目覚ましく、音楽の生成についても「Suno AI」の登場により想像以上のクオリティへと達してしまいました。
私も軽く触ってみたのですが、これは割ととんでもないな、というのが率直な感想です。
プロンプトを入力するだけで、1分もしないうちに使えるレベルの曲が出来上がってしまうんです。
架空のバンドのアルバムやらPV、インタビューまでもがAIで作れてしまうようになり、驚きすぎて乾いた笑いしか出てきません。
全てAIで生成した架空アルバムのバンドに架空ライターがインタビューした結果、新曲が生まれた。Suno AIがおもしろすぎる(TechnoEdge)
ライトユーザーのDTM離れ
AIの進歩が凄いことになっている、それについては個人的には割と面白い時代が来たなという感じなのですが、それとは別の問題として「ライトユーザーのDTM離れ」が今後進んでいくのではないかと思っています。
DAWで難しいことをしなくても、プロンプトを入れるだけで曲が生成できる、これからさらにそのクオリティは上がっていく、何よりDTMはお金がかかるとなれば、これからDTMをやってみたいと思う人や初心者レベルの人は確実に離れていくのではないでしょうか。
当サイトでは無料のDTMソフトウェアを紹介していたりはしますが、その場合でも無料で手に入るのはソフトだけで、DAWやらプラグインをある程度安定して動作させることの出来るPC、オーディオインターフェースなどにはどうしても安くないお金がかかってしまいます。
もちろん「Suno AI」を使うためにもPCは必要ですが、DTMほどスペックを要求されないので、音楽制作においての敷居はかなり低くなります。
無用版だと商用利用は不可ですが、有料版(月額10ドル~)で商用利用も可能なので、DTMは難しかったけど音楽を作って作品を出したいという人にとっては最高のツールであることは間違いありません。
最近は当サイトもアクセスがかなり減ってきているので、それを肌で感じていたりします。
今後の運営方針について
ここまでのことを踏まえて、これまで通りの運営をしていても新規ユーザーのアクセスは見込めませんので、当サイトでもAIについての記事やコンテンツを作っていこうと思います。
元々、今後のサイト構築についてはAIを積極的に使っていこうと決めていたので、ある意味いいきっかけになりました。
これからはしばらくプロンプトの研究や、AIを制作に役立てるのためのノウハウを研究していくことになりそうです。
もちろんこれまで通り、ソフトウェア情報も更新していきますが、しばらくは新しいコンテンツ作りに力を注いでいきます。
記事も整理しつつ、より新しい音楽制作のためのサイトとして運営していけるよう頑張りますね。
終わりに
新しいものが世に出てくるというのは楽しくもありますが、学ばなければいけないことも増えるので大変です。
AIがどれだけ進歩を遂げたとしても、やはり音楽制作の知識がある方がクオリティは格段に上がります。
商業における音楽制作というのは、単に良い曲が作れるだけでは通用しない部分も多いので、プロフェッショナルな制作が無くなることは無いでしょう。
緻密さが求められる制作が必要な限り、AI生成のみの音楽とは棲み分けが可能だと思います。
ただ、DTMソフトウェア業界については少し心配です。ユーザーが減れば今まで以上に売上を得るのが難しくなり、身を寄せ合うだけではどうにもならない時が来るかもしれません。
何にせよどうにか踏ん張って、頑張って欲しいです。
と言うことで今後もAZU Soundworksをよろしくお願い致します。