AIによる音楽生成が進歩すればそれだけライトユーザーがDTMから離れてしまうのではないかと思うことがあり、それについては先日記事として書かせて頂きました。
生成するのにDAWやプラグインは必要ないので、例えば「Suno AI」だとブラウザでの作業で完結してしまいます。
必要なのはサービスに対するサブスクリプションの料金くらいで、利用頻度で変わりますが大体月に2,000円もあれば十分です。
例えば「Suno AI」は月額10ドルで500曲分生成が可能です。
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【Suno AI】AIの進歩により、サイトの方向性も考えていく必要が出てきました。
皆様お疲れ様です。AZU(@AZU0000)です。 ここ数年でAIテクノロジーの進歩が目覚ましく、音楽の生成についても「Suno AI」の登場により想像以上のクオリティへと達してしまいました。 私も軽 ...
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そうなるとDAWやプラグインは基本的には不要になり、ライトユーザーはそこにお金を使わなくなるような気がします。
もちろん、生成した曲を編集する事でさらなるブラッシュアップが可能ではありますが、音源自体がある程度の仕上がりなので、手持ちのものや無料のもので済ませるのではないでしょうか。
プロ、セミプロ、ヘビーユーザーは今後も変わらず新しいものを買い続けていくと思いますが、ライトユーザーからの売上が見込めないというのは割と厳しいように思います。
AI音楽生成サービスが、DTM関連ソフトの販売機会を失わせてしまう可能性があるという事ですね。
であれば、AIで生成する人にとっても音源やエフェクトプラグインを買う事でメリットがあるようにすれば良いので、DAWにAIによる音楽生成機能を付けてしまえば、ある程度は解決するのかなと。
メロディとか楽器のMIDIをトラックごとに生成してくれて、そこにそれぞれ音源やエフェクトを差し込む、みたいな感じ。
それならクオリティの高いものを使えばそれだけ曲全体のクオリティも上がりますよ、となるのでライトユーザーはもちろん、駆け出しくらいのユーザーも曲のクオリティを上げるための課金としてお金を使ってくれるんじゃないかと思ったんです。
昔から音楽の生成をするソフトとして「Band-in-a-Box」がありますが、個人的にはポピュラーな「Studio One」「Cubase」「FL Studio」などのDAWにそうした機能が備わることを期待しています。
音源差し替えだけじゃなく、一部のフレーズを変更、音の追加など、生成のみでは出来ない細かい編集が可能になることで、これまでの知識やプラグインを有効活用しつつ、新製品の購入意欲も刺激出来るのではないでしょうか。
まあ、個人的にこの方法で音楽を作ったとして、これが「自分の作品」と言い切れるかはかなり微妙ではありますが、安定した利益の追求は今後のDTM業界にとっても必要不可欠だとは思いませんか?
と、ここまで書いてきましたが、ちょっとした思いつきで書いた内容なので、皆様がどう思っているのか是非とも記事を拡散していただいて、SNS上で色々とご意見をいただければ嬉しく思います。
AIの進歩はさまざまなクリエイティブの速度を嫌でも早めてしまうことになり、今後もそれは止まる事がなさそうなので、しっかり考えながら上手く利用していけるようになっていきたいですね。