今回は引き続き「Easy earphones」さんから提供いただいたイヤホン「KBEAR OS1Pro」のレビューです。
以前のレビューは下記の記事となっています。
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こちらも初めてのブランドで、左右色違いのレッド&ブルーという何とも派手目なイヤホンではあるのですが、ちょっとこのカラーリングは自分には合わないという人にもクールなブラックが用意されています。
それでは簡単にではありますが、製品レビューに移りたいと思います。
パッケージ内容
中国製イヤホンといえばコンパクトなパッケージという印象ですが、これは結構大きめで凝ってます。
「Opera Factory」と書かれています。
内容物は「KBEAR OS1Pro」本体、イヤーチップ3種、ケーブル、マニュアルとなっています。
インピーダンスは18Ω、音圧感度は102dB、応答周波数は20-40kHz。
価格を抑えながらハイレゾ級の高域再生に対応できる「グラフェン振動板」を採用しています。
商品写真よりも色の深み&ギラギラ度はかなり抑えめなので、個人的には少し残念です。
ただ、これでも十分人の目は惹けるので、職場や学校などで話のネタにはなります。
こちらもクリアー仕様でシャンパンゴールドっぽい感じです。
一応この面にLR表記があるのですが結構見にくいので、文字だけはもう少し見えやすいカラーだったら良いなと思いました。
ブルーの方がR、レッドの方がLです。
ケーブルとの接続はオーソドックスな2ピン仕様でした。
イヤーチップはオーソドックスな3サイズが用意されています。
大体のイヤーチップは袋に入っていることが多いのですが、こんな感じできちんとパッケージングされているのは驚きです。
ちょっと柔らかめなので、好みに合わせてイヤーチップを交換するのも良さそうです。
ケーブルはマイク付きで無酸素銅の編み上げ仕様となっています。
しなやかさがあり、装着時にケーブルが風に吹かれたり身体などに当たった際の振動がイヤホン本体に伝わりにくいのが好印象です。
マイク部は通話の着信用ボタンのみが備えられています。
ボリューム操作はスマホなどの本体で行うことになりますが、有線で繋げているので特に不便は無いのではと思います。
音について
見た目がこんな感じなので音に関しては少し不安だったのですが、結論としては「よくある中低域重視のドンシャリサウンド」でした。
全体的に聴きやすいバランスでまとめられていて、高域は金物系が耳に痛くならない程度に、それでいてきちんと音を拾えています。
中域はガッツがあり、ボーカル、インスト問わず美味しい部分を出せているように感じました。
低域は迫力がありますが、若干ボヤつきを感じます。
このボヤ付きで少し解像度に影響が出て、音数が増えすぎた時に団子になってしまう時があります。
ジャンルとしてはポップス、ロック、ダンスミュージックなどに向き、クラシックの表現に関しては拾いきれないと思います。
遮音性については最大30dBとありますが、所感としてはそこまでは無さそうです。まあ、平均的な20dBくらいでしょうか。
ここ数年はKZなどを始めとする「中国製、低価格でありながら音質の良いイヤホン」が数多く出回るようになったので、音質で他の製品との差別化が非常に難しくなっていて、このイヤホンもその中の1つとなってしまっている印象は拭えません。
ですが、それだけ同価格帯のイヤホンのクオリティの平均値が高いということでもあるので、そう考えるととんでもないなと思ってしまいます。
日本のメーカー製イヤホンでもこの価格帯での音質については引けを取りませんが、流石に「リケーブル可能」というのは非常に難しいと思うので、今後日本メーカーが同価格帯でのリケーブル可能な機種を出すまではこの分野において、中国製イヤホンの勢力は強いままなのでしょう。
1万円台とまでは行きませんが、4ケタ台後半の価格帯で売られているイヤホンまでであればいい勝負をしてくれるイヤホンですね。
終わりに
最近の中華イヤホンのレベルが高いので、音質としてはどうしても埋もれがちになってしまうのですが、この見た目はなかなか無いと思うので、そこで差別化していると考えれば面白い製品だと思います。
マイクも付いているので音楽を聴く以外にも通話やテレワークなど、幅広い用途で使えるのも魅力です。
基本的な部分でのクオリティはコスパ抜群なので、無難なデザインやカラーに飽きてしまった人は気になる人は是非チェックしてみてくださいね。
当ブログでは他にもさまざまなイヤホン・ヘッドホンのレビュー記事を書いています。
お気に入りの一品との出会いがあれば幸いです。
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