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AWS Magazine

音楽制作に使用しているギター「Ibanez SZ520FM」を紹介

2020年7月15日




皆様お疲れ様です。AZU(@AZU0000)です。

今回は手持ちのギターの紹介で「IbanezのSZ520FM」という機種です。

形はストラト、仕様はレスポールと言った感じですね。

 

本来はこのカタログ(Ibanez2006年カタログより)の右側の真ん中のものです。

価格も89,250円と比較的安価なモデルです。

エスカッションやノブを交換しているので見た目は変わってしまいました。

「ヘビメタさん」というテレビ番組でマーティ・フリードマンがこれに似たギターを弾いていて、「お、これカッコいいやん」と思っていた時期にちょうどいいタイミングでオークションに出品されていたので落札しました。

大昔にスティーブ・ルカサーがIbanezでこんな感じのモデルを出していたのもあって、手に入った時は結構嬉しかった記憶があります。

仕様

  • ボディー:メイプルトップ・マホガニーバック
  • ネック:マホガニー
  • フィンガーボード:ローズウッド
  • ピックアップ:Duncan® Ibanez(H)
  • 重さ:約3.5kg

レスポールサウンドの追求というコンセプトのギターなので、基本的な部分に関してはまるっきりレスポールです。

元々はエスカッションもボリュームノブもクールなガンメタだったのですが、痛みがあったので交換した結果、さらにレスポール寄りなルックスになってしまいました。

PRSのSEも見た目はこんな感じですよね。

個人的には「いかにもメタル」と言ったルックスは苦手なので、良い感じに落ち着いたんじゃないかと思います。

 

重量

ストラトシェイプのギターとしては重いように感じます。

仕様はモロにレスポール系なので。

レスポールに慣れている人であれば特に問題はないですが、軽いギターがメインな人には少し厳しいです。

私は録音でしか使わないので特に問題ないのですが、ステージで常に立って弾くことを考えると軽い方が身体への負担はかからないです。

 

ネック

Ibanezといえば基本的に薄くて平たいネックなのですが、SZ520FMはレスポール寄りのネックとなっています。

太めのガッツリとした形状なので、RGシリーズのようなネックを期待している人には合わないかもしれません。

私はオークションでの購入だったので、このネック形状は予想外でした。

ヘッドとネックの境目には剛性を強化する意味でボリュート加工されているので心持ち安心感はあります。

韓国産ではありますが、その辺はきちんとしているようです。

数年経った今もネックのトラブルは特にありません。

 

ボディ

特別ぶ厚くもない45mmのボディです。コンター加工がされているので安定感があります。

表面はアーチドトップでエルボーカットはありませんが特に弾きにくいということはありません。

木目も材の選定は悪くないので定価9万弱のギターとしてはなかなか綺麗です。

塗りつぶしのギターも悪くないですが、やはり木目が出ている方が飽きがこなくていいですね。

 

ピックアップ・サウンド

Seymour DuncanとIbanezが共同開発したピックアップ「Duncan® Ibanez(H)」が搭載されています。クリーン、歪み共にバランスよく鳴ってくれます。

音のキャラクターとしては、従来のレスポールよりも若干きらびやかさがあるというか、Ibanezっぽいハイの出方で弾いていて気持ちいいです。

ジャンルは選ばないとは思いますが、メタルよりはハードロック、ロック系の方が合うかなという感じです。

オーバードライブを用いたコードストロークでのサウンドはなかなかに素晴らしいので、ギターボーカルの人にもいいのかなと。

終わりに

安いモデルではありますがクオリティは悪くなく、私も本チャンの録音でよく使います。

パワーコードのバッキングがメインですが、気持よく鳴ってくれるので使用頻度は高いです。

ネックの太さも慣れてしまえば握りが安定して非常に弾きやすいので気にならなくなりました。

2020年時点、現行のシリーズでSZは生産されていないので、入手は中古市場になるのですが状態がいいものがあればもう一本くらいは欲しいですね。

価格の割にクオリティは高いので、ギター選びに悩んでいる人がいればぜひ選択肢に入れてみてください。

現在は中古市場のみですが、5万円以内であればお買い得だと思います。

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