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【ギターリペア】Squierのストラトのナットが割れてしまったので、無謀にも自分で交換に挑戦してみました

2020年3月23日




皆様お疲れ様です。AZU(@AZU0000)です。

以前、近所のリサイクルショップで購入したSquierのストラトなのですが、先日ひさしぶりに弾いていると、何だか3弦の音が詰まって綺麗に鳴りません。

以前はちゃんと鳴ってたのにどうしたのかと思い、ナットの部分をよく見てみると…

 

明らかに3弦だけがナット溝に深くはまり込んでいる…と言うか割れてます。

もはやナットの意味を成さないレベルで1フレットに弦が完全に触れている状態です。

これまで自分のメインギターでナットが割れたことなんて一度もないので本当に驚きました。

という事は、ナットを交換してしまえば万事解決なのですが、このギターの購入価格は約8,000円です。

ナット交換をショップに依頼する場合の価格は6,000~10,000円あたりと場合によってはギターの価格を上回ってしまうので、今回は勉強の意味も含めて自分でやってみることにしました。

ついでに良い機会なので、ピックガードも好みのべっ甲柄に交換することにします。

購入したナットとピックガードについて

まずはナットですが、アマゾンで「Musiclily」というメーカーのものが2個入り631円と非常に安かったので購入。

牛骨で弦の溝は加工済みとなっています。溝切りしなくて良いのは助かりますね。

あと、2個入りなので失敗しても安心です。

付属のピックは一応実用レベルなんじゃないかなって。

続いてピックガードですがこちらも同じくMusiclily製です。

Fender Japan57年モデルに対応したもので私の大好きなべっ甲柄です。価格は1,444円とこちらも安ギター改造にとってはありがたい安さです。

裏面はアルミテープ加工済み、ネジも付属していますが今回は使用していません。

スクワイア製なので互換性はあるはずと信じて購入。

ちなみにピックガードの穴数は年式によって違いがあり、今回のストラトは57年式なので8穴、62年式は11穴、72年式も11穴ですが62年式とは穴の場所が微妙に違います。

また、こうしたピックガードはフェンダー製品を元に作られているので、他メーカー製のギターだと綺麗に合わない場合があり、その際はボディやピックガードを加工する必要があります。

どうしても完璧にマッチするピックガードが欲しいのであれば、リペアショップなどで依頼すると作ってくれます。

お値段はスタンダードなストラト用で約1万円ほどですが、ある程度の価格帯のギターであればこれくらいはお金をかけた方が良さそうですね。

 

まずはピックガードから

タイトルがナット交換ではあるのですが、こちらは割と短時間で出来てしまうのでまずはピックガードから。

このギターのキャビティは初めて見るのですが、ハムバッカーのアッセンブリーにも対応するべく中途半端な弁当箱状態でした。

練習用のギターなので特に思う所はありません。軽い方が扱いやすいですし。

ピックガードの互換性については2ヶ所の穴が少しずれていた以外はかなり良い感じで合っていたので、その2ヶ所だけは簡単に穴を開け直して取り付け。

 

はい。こんな感じでバッチリです。

ブリッジ、ネック周りも無加工で綺麗に合っているので仕上がりはほぼパーフェクトでものすごく嬉しいです。

白いピックガードも悪くはないのですが、こちらの方が何となくクラシックな感じがして好み。

交換時の注意点としては、ネジを無くさない様にトレーなどにまとめておく、ピックアップ、セレクター、ノブなどの位置を間違えないようにマスキングテープに書き込んで各パーツに貼り付けておくと便利ですよ。

本題のナット交換はかなり高難易度

ナットの交換についてなのですが、こちらはピックガード交換に比べると格段に難易度が跳ね上がります。

ここで書いてあることは、ある程度手先が器用な人向けとなっているので、少しでも迷いのある人は無理せずにリペアショップに持っていくことをオススメします。

価格は大体5、6,000円くらいだと思います。

私はそこまで器用でもないのですが、ブログ向けに挑戦したいので頑張りますよ。

 

まずはこんな感じでナットを外す作業があるのですが、側面のナットとネックの境目に細いマイナスドライバーを当てて、軽くハンマーでコンコンと叩くと外れます。

もちろんですがフルパワーは厳禁です。最初は本当に軽く、段々と力を入れていきましょう。

ドライバーは精密作業用の細いものを使いました。

外した後のナットの溝は接着剤が付いているので、紙ヤスリや鉄ヤスリなどで綺麗にしておきます。

 

取り外したナットはこんな感じで割れてました。ちなみに安ギターらしくプラスチック製です。

このナットは新しく取り付けるナットのサイズ取りに使うので、瞬間接着剤で補修しておきます。

あとは新しいナットを取り付けるのみなのですが、このままでは当然サイズが合わないので、前のナットを参考に縦横ともに紙ヤスリで削って合わせていきます。

また、底面についても新しいナットは平らなのですが、ネックの接着園は僅かにR(曲面)があるので、これも前のナットと照らし合わせて加工していきます。

その際はナット同士を重ね合わせてから鉛筆で線を引いておくと削る度合いが分かりやすくなります。

また、一気に削るのではなく、少し削ってはネック側と合わせながら丁寧にやるのが失敗しないコツです。とにかく地道な作業が大事です。

 

ようやくサイズが合ったので、瞬間接着剤を少量付けて取り付け。

完璧に…とは言えませんが、割と良い感じに仕上がったので一安心です。

 

早速弦を張ってみました。うんうん悪くない。と言うか以前より安物っぽさがなくなった気がします。

画像では伝わりにくいのですが、やっぱり牛骨の方がギターっぽくて見た目が引き締まります。

作業完了!!

作業完了です。かかった時間は約2時間ほど。久しぶりに頑張りました。

早速弾いてみましたが、3弦ももちろん問題ありません。全体的に以前よりもしっかり鳴るようになりました。

また、ピックガードを交換したので見た目が大きく変わり、完全に私好みのギターになったんじゃないかと思います。

これで指板がローズウッドであれば更にクールなのですが、メイプルはメイプルで良いものですね。

今回のリペアは個人的には大成功です。やったね。

終わりに

今回の作業は様々なギターリペア系のサイトや動画を参考にさせて頂いたのですが、本当に便利な世の中になりました。

安ギターとは言え、まさか自分の力だけでナットの交換が出来るなんて…ネット上で知識を提供してくれている皆様には心から感謝です。

まだノイズ対策という課題が残っているのですが、これもしっかりと調べた上でやっていきたいなと思います。

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