
音楽制作において空間演出を担うリバーブは、楽曲の完成度に直結する重要なエフェクトです。Tilrが開発した無料のプラグイン「REEV-R」は、一般的なリバーブとは一線を画す、コンボリューション方式の高性能リバーブです。
REEV-Rは、KlangFalterのFFTコンボリューションライブラリを採用することで、優れた音質と軽快な動作を両立。従来のコンボリューションリバーブに比べ、CPU負荷が大幅に抑えられており、デバッグビルドでも1%未満の使用率を実現しています。
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主な特徴
高度なIR操作機能
REEV-Rは、IR(インパルスレスポンス)のストレッチ、リバース、トリム、アタック、ディケイの調整が可能です。これにより、サンプルの細かなニュアンスまで作り込むことができます。
プリ/ポストモジュレーションとエンベロープフォロワー
センドとリバーブの両方に対して、LFOやMSEGによるモジュレーションを適用可能。MIDIやオーディオトリガーにより、リアルタイムでエンベロープを動的に制御できます。
MIDIトリガーとシーケンサー機能
12のパターンをMIDIノートでトリガー可能。パターンは再生中のビートに同期できるため、楽曲の流れに自然に溶け込みます。さらに、シーケンサーとランダマイザー機能を活用することで、複雑なモジュレーションを直感的に構築できます。
ShaperBox風の操作感
開発者は意図せずShaperBoxの機能を再現してしまったと述べており、多くの機能にShaperBox由来の考え方が取り入れられています。ShaperBoxの使用経験がある方にとっては、すぐに馴染めるUIと機能群です。
その他の注目機能
- ペイントモードと図形描画:ユーザー定義の図形を使って自在にモジュレーションパターンを描画可能。視覚的に分かりやすいUIで、複雑なエンベロープも簡単に編集できます。
- 32のカスタムパターン保存:パターンはプラグイン間で共有され、再利用が容易です。
- 自己反復パターン:リズム的にループし続けるパターンを生成可能。
- 複数ポイント編集:複数のポイントを同時に操作し、エンベロープを効率よく調整できます。
- オーディオトリガーモード:サイドチェーンにも対応し、トランジェント検出によって動的にエフェクトが変化します。
- リバーブテールの消去:特定ポイントで残響をリセットでき、精密な演出が可能です。
対応OSとプラグイン形式
| 対応OS | プラグイン形式 |
|---|---|
| Windows | VST3、LV2 |
| macOS | AU、VST3、LV2 |
| Linux | VST3、LV2 |
まとめ
TilrのREEV-Rは、無料ながらも商用プラグインに匹敵する性能を持つコンボリューションリバーブです。特にモジュレーションやIR操作を重視するクリエイターにとって、非常に強力なツールとなるでしょう。ShaperBoxに親しみがある方にもおすすめできる設計で、既存の音楽制作環境をさらに進化させてくれる存在です。
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