
今回は、SOUNDPEATSさんから提供いただいたイヤーカフ型イヤホン「Clip1」を徹底的にレビューしていきます。耳を塞がないオープンイヤー型でありながら、ハイレゾ対応で高音質、さらにDolby Audioまで楽しめるという、非常に欲張りさんなイヤホンです。
カナル型イヤホンの圧迫感や蒸れが苦手な人、長時間つけていても耳が痛くならないイヤホンを探している人は、ぜひ最後まで読んでみてください。この記事を読めば、Clip1があなたの音楽ライフをどう変えてくれるのか、きっとわかるはずです。
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記事について
この記事はメーカからの依頼で製品提供を受けて制作しています。
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SOUNDPEATS Clip1とは?基本情報と仕様をチェック
SOUNDPEATS Clip1は、耳にクリップで挟んで装着するイヤーカフ型のワイヤレスイヤホンです。耳を塞がないので、音楽を聴きながらでも周囲の音を自然に取り込むことができます。公式サイトによると、そのコンセプトは「新次元の装着感」。圧迫感や違和感がなく、長時間つけていても疲れにくいのが最大の特徴です。
まずは、その基本仕様を表で見ていきましょう。
この価格帯でLDACに対応しているのは驚きです。LDACは、CDを上回る情報量のハイレゾ音源をワイヤレスで伝送できる高音質コーデックです。オープンイヤー型で高音質がどこまで楽しめるのか、期待が膨らみます。
パッケージ内容について

内容物はClip1本体、充電ケース、USBケーブル、マニュアル、ピーツくんステッカーです。

ケースはつやつやシルバー、上品なゴールドのエンブレムも相まって非常に高級感があります。

本体はつまんで取り出しやすくなっているので、道端で落とすリスクはかなり低いと思います。
私は普段割とイヤホンを落としてしまうのもあり、こういう仕様はありがたいです。

2つとも形は同じですが、装着時に左右の判断を自動でやってくれるので、適当に身につけることができます。

スピーカー部はこんな感じ。耳の穴に密着することはなく、少し距離のある感じのポジションとなります。
実際に使ってみた!新次元の装着感と音質に感動

それでは、実際にClip1を使ってみたレビューをお伝えします。
圧迫感ゼロ!耳への優しさが格別な装着感

まず、一番に感じたのがその装着感です。耳に挟むだけで、本当に圧迫感がありません。耳の形に沿った液体シリコン製のクリップは肌触りがよく、長時間つけていても痛くなりませんでした。片耳わずか5gという軽さも相まって、つけていることを忘れてしまうほどです。
電車での通勤中や、家で家事をしているときなど、長時間装着していても耳が疲れることがありませんでした。また、メガネやマスクと併用しても干渉しにくいデザインになっているのも嬉しいポイントです。
物理的に耳の穴を塞がないため、夏場の湿気で耳が蒸れる心配もありません。
湿気の多い季節は、カナル型イヤホンの長時間使用が原因で耳カビの症状に悩まされる人もいると聞きます。カナル型イヤホンで耳の不調を感じたことがある人には、ぜひ試していただきたいです。
周囲の音も自然に聞こえる「ながら聴き」の最適解

オープンイヤー型なので、音楽を聴きながらでも周囲の音がしっかり聞こえます。これが想像以上に便利でした。
駅のアナウンスや車の走行音、街中のざわめきなど、周囲の環境音を自然に聞き取ることができるので、安全性が非常に高いです。特にジョギングやウォーキングなど、屋外でのアクティビティ中に使う際は安心感が違います。
また、自宅で作業中に音楽を流していても、家族に呼ばれたり、来客のチャイムが鳴ったりしてもすぐに気づくことができます。音楽に没入しすぎることなく、周囲の状況を把握しておきたいときに最適なイヤホンだと言えるでしょう。
音質について

耳を塞がないオープンイヤー型イヤホンでありながら、その音質の高さには驚かされます。私がこのイヤホンを試してみてまず感じたのは、音の解像度が非常に優れていることです。音源の輪郭が驚くほどクリアに伝わり、まるで耳元に小さなスピーカーがあるかのようです。オープンイヤー型でこれほどまでに音の分離が良いのは素晴らしいことです。
定位感も良く、空間の広がりもしっかりと感じられます。音の位置が正確に把握でき、音楽の奥行きや立体感が豊かに表現されます。オープンイヤー型の特性上、高域の音もキンキンしすぎないので、耳に心地よく響き、気持ちよく聴くことができます。中域はボーカルが明瞭で、曲全体の音のバランスが非常にとりやすい印象です。
低域に関しては、こちらもオープンイヤー型の特性上、どうしても音の広がりが優先されるため、密閉型イヤホンのような力強い重低音は控えめになります。イコライザーで低音をブーストしても、音が強く前に出てくる印象はなく、低域の輪郭も少し弱く感じられるかもしれません。しかし、これは決してネガティブな要素ではありません。耳に直接音がぶつからない分、音圧が抑えられ、長時間聴いていても耳が疲れにくいというメリットにもつながります。あくまで「ながら聴き」での使用を想定した、聴き疲れしにくい自然な音作りと言えるでしょう。
私は主にLDACコーデックを有効にして試聴しましたが、少し硬質でありながらも、オープンイヤーの特性によって音が柔らかく耳に届くので、長時間聴いていても聴き疲れしません。音楽はもちろん、ライブ音源や映画、アニメといった臨場感が求められるコンテンツとの相性が抜群です。臨場感あふれるDolby Audioを有効にすれば、さらに迫力のあるサウンドを楽しむことができます。日常生活で音楽を聴くときはLDACで、映像作品を楽しむときはDolby Audioで、と使い分けるのがおすすめです。
ただし、注意点として、LDAC、Dolby Audio、ダイナミックEQは同時に使うことができません。シーンに応じて、スマホの専用アプリから切り替える必要があります。また、音漏れ防止設計ですが、オープンイヤー型なので音漏れは避けられません。図書館や静かなオフィスなど、周囲に人がいる場所では音量を控えめにする配慮が必要です。
Clip1の「便利すぎる」独自機能
「Clip1」には、SOUNDPEATS独自の便利な機能がいくつか搭載されています。
- 左右自動検出機能:これは個人的に一番感動した機能です。イヤホンは左右対称の形状をしており、どちらの耳に装着しても自動で左右を認識してくれます。急いでいるときでも、いちいち左右を確認することなく、サッと耳につけられるのは非常に便利です。
- イヤホン落下検出機能:イヤホンが耳から外れたことを検知し、音楽再生を一時停止する機能です。これにより、意図しない落下による紛失を防ぐことができます。私はたまにイヤホンを落とすのでありがたいです。
- 風切り音低減テクノロジー:屋外での使用を想定した、風切り音を25%低減する技術です。最近日課にしている早朝のジョギング中に使ってみましたが、風の音が思った以上に気になりにくく、快適に音楽を楽しむことができました。
専用アプリについて

SOUNDPEATS Clip1の性能を最大限に引き出すには、専用アプリ「PeatsAudio」のインストールが必須です。このアプリをスマートフォンに入れることで、イヤホンの様々な設定やカスタマイズが可能になります。まず、最初に必ず行ってほしいのがファームウェアのアップデートです。これを怠ると、思わぬエラーが発生する可能性がありますので、忘れずに最新版に更新してください。
アプリでは、イコライザー機能で自分好みの音質に調整できるのが大きな魅力です。プリセットの中から好きな音を選ぶこともできますし、手動で細かく調整して、自分だけの理想の音作りを楽しむこともできます。私自身、低域と高域を少しブーストするように設定して、より好みのサウンドに仕上げています。
さらに、アプリからはマルチポイント接続のオンオフや、イヤホン本体の操作方法のカスタマイズも行えます。これらの機能によって、Clip1はさらに使いやすく、あなたのライフスタイルに寄り添うイヤホンへと進化します。このアプリありきで、Clip1のポテンシャルは最大限に発揮されると言えるでしょう。
気になる疑問を解決!Clip1のよくある質問
Q1: 音楽を聴きながら周囲の音も聞こえるそうですが、音漏れは気になりますか?
オープンイヤー型なので、密閉型イヤホンに比べると音漏れはします。特に音量を上げすぎると、周囲にいる人にも音が聞こえてしまう可能性があります。静かな環境で使う場合は、音量を控えめにするか、使用を控えるのが無難です。
Q2: 激しい運動をしても外れませんか?
人間工学に基づいたデザインとクリップ式のおかげで、頭を振っても簡単には外れませんでした。ジョギングや筋トレ程度であれば、問題なく使用できます。ただし、よほどの衝撃が加われば外れる可能性はゼロではありません。
Q3: 長時間つけても耳は痛くなりませんか?
耳に優しい液体シリコン素材と、わずか5gという軽量設計のおかげで、長時間つけても耳が痛くなることはありませんでした。カナル型イヤホンで耳が痛くなったり、蒸れたりするのが苦手な人には非常におすすめです。
Q4: ノイズキャンセリング機能はありますか?
Clip1は周囲の音を取り込むオープンイヤー型なので、ノイズキャンセリング機能は搭載されていません。外部の音を遮断したい場合は、密閉型のイヤホンを選ぶ必要があります。
Q5: 音質はどうですか?
LDACに対応しているので、オープンイヤー型としては非常に高音質です。低音は密閉型ほど響きませんが、中高音域がクリアで解像度が高く、バランスの取れたサウンドを楽しめます。ドルビーオーディオを有効にすれば、さらに臨場感のある音を楽しめます。
総合評価(85/100)点
このイヤホンが特に優れているのは、耳に驚くほど優しい装着感です。カナル型イヤホンと比べて、長時間つけていても耳がまったく疲れません。これこそが、このイヤホンの最大の魅力でしょう。
ジョギングや筋トレ、家事や在宅ワークなど、何かをしながら音楽を聴く「ながら聴き」を目的とするなら、Clip1はこれ以上ないほど素晴らしい選択肢です。周囲の音を自然に取り込める安全性と、長時間装着しても快適なつけ心地は、まさに日常使いにぴったりです。
もちろん、純粋に音楽に没頭したい、より迫力のある重低音を楽しみたい、という時には、密閉型のイヤホンやヘッドホンの方が優れていると感じるかもしれません。しかし、Clip1はそうした本格的なリスニング体験とは別の、新しい音楽の楽しみ方を提供してくれる製品です。
用途に合わせて使い分けることで、Clip1の真価を最大限に引き出せるでしょう。例えば、通勤や通学、軽い作業中はClip1で音楽を流し、自宅でじっくりと音楽鑑賞する際は別のイヤホンを使う、といった具合です。機能面も非常に充実しており、耳への負担を最小限に抑えながら、快適な音楽ライフをサポートしてくれます。日常使いのバリエーションとして、一つ持っておいて損はない素晴らしい製品だと断言できます。
まとめ:こんな人にClip1をおすすめしたい!

さて、今回の「SOUNDPEATS Clip1」のレビュー、いかがでしたでしょうか。このイヤホンを総合的に見て、私はサウンドピーツというメーカーの挑戦と努力を強く感じました。イヤーカフ型、オープンイヤー型というジャンルでありながら、これだけの新しい要素を盛り込み、しかも1万円以下という驚きの価格で提供しているのは本当にすごいです。日本のメーカーではなかなか難しいことだと思います。常にコストを抑えながらも、質の良い製品を世に送り出している姿勢には、毎回感銘を受けています。
私自身、これまでにサウンドピーツのさまざまなイヤホンをレビューし、そのたびに新しい挑戦を感じてきましたが、今回も例外ではありませんでした。音質のクオリティはすでに申し分なく、あとは今後、さらに使いやすさや耐久性といった面が向上していくことを期待しています。ユーザーの声に応え、進化を続けるサウンドピーツの今後の製品からも、目が離せません。
SOUNDPEATS Clip1は、カナル型イヤホンの代わりになるだけでなく、新しい音楽の楽しみ方を与えてくれる製品です。もし今回の記事を読んで、ご自身の用途に合いそうだと感じたら、ぜひ一度手に取ってみてください。きっとあなたの日常に、快適な音楽体験という新しい彩りを加えてくれるはずです。
それでは今回もお付き合い頂きましてありがとうございます。
