皆様お疲れ様です。AZU(@AZU0000)です。
今回は久しぶりにギター選びについての記事になります。
私がストラトを愛用しているのでオススメするギターもどうしてもストラトになりがちなのですが、今回は少し趣向を変えてストラト以外でセレクトしていきたいと思います。
選定基準は「あまり高価なものにならない」事と「手に入れやすい」事です。
珍しい、個性的なギターは探せばいくらでも出てくるのですが、入手困難、ものすごく高価なものだとギター選びとしてあまり意味が無いと思うので、その辺をクリアしたギターを選んでみました。
Fender Mustang
(画像:CLASSIC 70S MUSTANG MATCHING HEADCAP)
まずはフェンダーからムスタングです。日本ではCharさん、海外では故・カート・コバーンが愛用しています。
ショートスケールのネック、小振りなボディ、スライドスイッチの設定(どちらかのピックアップを逆位相)によるアウトオブ・フェイズサウンド、同じ位相によるミックスポジションでハムバッカーサウンドが出せるという個性の塊のような1本です。
元々は学生でも買える価格設定のステューデントモデルとして世に送り出されましたが、その個性的なルックスや性能からプロアマ問わず熱い支持があり、愛用者が多いギターです。
アーミングによるチューニングの狂いやすさもありますが、持っておいて損はない名機のひとつだと言えるでしょう。
Danelectro 59M FACTORY SPEC N.O.S.+
アメリカに拠点を置くチープギターの王様、ダンエレクトロです。
ホロウボディのモデルが多く、コストダウンのためボディ材はメゾナイトや合板となっています。口紅のケースにピックアップを内蔵させた「リップスティックピックアップ」も世界的に有名です。
見た目のチープさとは裏腹にサウンドは…と言いたいところですがサウンドもガチでチープです。大昔に一度弾いたことがあるのですが、触り心地もサウンドもしっかりとチープでキュートでした、
メーカーの方針が安い価格でそれなりのギターを提供することなので、その目的はしっかりと果たせているのではないかと思います。
そしてチープなギターであるにも関わらず世界中の有名なミュージシャンに愛用されています。
ITALIA GUITARS Mondial Classic
(画像:Italia Guitars Mondial Classic)
イタリアギターズというメーカー名ですがESPが輸入代理店の韓国メーカーです。
デザインはオシャレな感じでホロウボディのモデルが多く、見た目はなかなかに個性的ではあるのですが、全体的にチープなギターであるという印象です。
画像のMondial Classicはボディ材がアルダーなのですが、モデルによってはボディトップに「Fiber Glassy」、いわゆる強化プラスチックが使われています。
涼宮ハルヒさんが使用したことで一躍有名になりましたが、国内での愛用者は意外と少なそうなので、他の人とは違ったものを欲しい人には良さそうですね。
YAHAMA REVSTAR
(画像:YAMAHA RSP20CR)
日本の誇る世界のヤマハからはREVSTARシリーズを紹介します。
ギター製造に関しては50年を超える超老舗ブランドのヤマハのノウハウがふんだんに詰まったシリーズで、同社の代表的なモデルであるSGシリーズを踏まえたものとなっています。
ギブソンのSGとは少し違ったシェイプが個性的ですよね。
価格帯は6万円~22万円と予算による選択しが幅広い点も大企業ならではですね。
サウンドも含めたクオリティも極めて高く、私は一番安価な「RS320」を弾かせてもらったことがあるのですが、見た目にチープさもなく、パワフルで素晴らしい音でした。
長く使える「まず間違いない」1本です。
ARIA ProⅡ PE
(画像:AriaProⅡ PE-R80)
引き続き日本のギターメーカ老舗、アリアプロを代表するモデルのPEシリーズです。
見た目はレスポールという感じですが、弾いてみると全然違うギターと言った感じです。
ネックは幅が広く薄めで、ハイポジションは独自のヒールレスカッタウェイで非常に弾きやすくなっています。
サウンドに関してもレスポールとは違い少しストラト寄りな印象です。
価格帯は3万円台から40万円近くとギブソンのレスポールカスタムが買えてしまうものまで幅広く選択肢があるのも魅力ですね。
ジャンルやプレイスタイルを選ばない、ある意味ギブソンのレスポールより扱いやすいⅠ本です。
TOKAI TALBO
(画像:Tokai Talbo A-162SH)
またまた国内メーカー老舗の東海楽器からタルボシリーズです。
GLAYのHISASHIさんや平沢進さんが使用していることで有名なギターですね。
特徴としては何と言ってもボディ材にアルミを採用している点です。
アルミボディによる独特の音に初めて聴いた時は「???」という感じでしたが、慣れてくると唯一無二のサウンドとして非常に魅力的です。
立ち上がりが鋭くエフェクターの乗りが良い点もポイントですね。
ただ、ハウリングを起こしやすいのと、アルミボディなので冬はかなり冷えてしまいます。
「キンキンに冷えてやがるっ・・・!!」です。
あと、結構重いです。多分レスポールより重いんじゃないでしょうか。
B.C.Rich Mockingbird
(画像:Mk3 Mockingbird)
アメリカのギターメーカーB.C. リッチのオリジナルシェイプである「モッキンバード」です。
この形は多くの人が知っているのではないでしょうか。
X JAPANのギタリストである故、hideさんのメインギターと同じシェイプですね。
hideさんモデルはフェルナンデスですが、B.C. リッチがオリジナルとなります。
形はなかなか個性的ですが、ボディバランスやプレイアビリティは極めて優秀です。
ハードロックやメタルでの愛用者が多いですが、畑違いのジャンルで持つことでさらに個性的に映るのではないかと思います。
終わりに
個人的に選ぶとすればムスタングかREVSTARあたりでしょうか。
アリアのPEは90年代のものを1本持っているので一時期録音にも使っていました。
なのでPEに関しても自信を持ってオススメできます。良いギターですよ。
ストラトやレスポールが素晴らしいものであるのは当然の話なのですが、服と同じで世の中には個性的で素晴らしいギターが数多くあり、それを知らないまま音楽人生を終えるというのは少し寂しい気がします。
この記事をきっかけに是非とも自分にピッタリの1本を見つけて頂ければ幸いです。
という事で今回もお付き合い頂きましてありがとうございました。
【ギター】個人的にストラトキャスターでオススメの色を5つほど紹介してみます
【ギター】「初心者が持つべきエレキギター」としてストラトキャスターをおすすめする6つの理由
【ギター】初心者の最初の1本は高いギターを買う方がいい理由をいくつか書いてみる